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米農家「藤田農園」代表・藤田一雄さん。農業法人「ワイエスアグリプラント」の代表も務める。自分たちで育てたこがねもちを加工した「藤助もち」は地元直売所でも好評。

藤田農園(藤田一雄) 角田山を望む新潟市西蒲区で米作りを行う

有志で立ち上げた法人で、農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米を生産

豊かな田園風景が広がる新潟市西蒲区で米作りを行う「藤田農園」代表・藤田一雄さん。農業法人「ワイエスアグリプラント」の代表を務めている。代々続くベテラン米農家集団で、うるち米(一般的な食用のお米)をはじめ、酒米やもち米など10品種のほか、大豆や野菜などを生産。1993年の米の大凶作を経験し、直接消費者に農産物を販売する仕組みを作った。生産している米は、農林水産省のガイドラインに基づき、農薬や化学肥料を抑えて栽培している。中でも、従来品種のコシヒカリは、有機質肥料を使いながら「真鴨農法」で育てている。真鴨を田んぼに泳がせることで、雑草を取り除いてくれるだけでなく、病気の原因となる害虫を食べてくれるそう。真鴨が田んぼの水をかき混ぜ、健康な土壌を作ってくれている。「昔からの馴染みのお客さんも多く、安心して食べてもらえるお米を作っていきたい」と藤田さんは語ってくれた。

自分たちで育てたもち米を使った加工品

藤田さんは、新潟市西蒲区の農産物直売所「そら野テラス」の創業者でもある。「直売所」というスタイルが一般的でなかった当時、自分で育てた作物を農家自ら販売するという仕組みを作った第一人者だ。そんな「そら野テラス」での人気商品「そら野もち」は、藤田農園でも「藤助もち(とうすけもち)」という商品名で販売している。代々受け継がれてきた屋号を冠した、こだわりの手作り切り餅だ。こちらは、農薬や化学肥料を抑えて栽培した「こがねもち」を100%使用している。有機質肥料で育てたこがねもちは、粘りと旨味が強くなるのだそう。風味豊かでもち米本来の甘みを楽しめる商品だ。

  • 藤田農園(藤田一雄)
  • 藤田農園(藤田一雄)
  • 藤田農園(藤田一雄)
  • 藤田農園(藤田一雄)

生産者紹介

代表:藤田一雄
代表藤田一雄

新潟市西蒲区出身。代々続く米農家に生まれる。高校卒業後は自動車の整備や燃料会社の営業などを行いながら、兼業で農業を行ってきた。1993年に米の大凶作を経験し、専業農家への転身を決意。有志で立ち上げた「ワイエスアグリプラント」で、米や大豆、野菜などを生産している。また、「自分で作ったものを自分で売りたい」という思いから、農産物直売所「そら野テラス」の前身となる「あぐりの里」を設立した。「直売所」という農産物の販売スタイルを確立させた、先駆者的な人物。「やりたいと思ったことを口に出して実践してきただけ。いつも周りの仲間が助けてくれた」と語る藤田さんは、人望の厚い情熱溢れる方だった。

店舗詳細

店舗名称 藤田農園(藤田一雄)
住所 新潟県新潟市西蒲区鱸332