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だるま庵農園は、佐渡市で自然栽培に取り組む米農家。「ヨガ」の考え方を軸に、佐渡の恵まれた気候を活かし、自然界の生き物と共生した農業を目指している。

だるま庵農園 佐渡の豊かな自然や気候が、美味しい米を実らせる

「ヨガ」がきっかけで就農した米農家

佐渡市にある「だるま庵農園」は、米を専門に手掛ける農家。「米農家の生まれですが、農業をするつもりはありませんでした」と語る、代表の渡邉さん。就農したきっかけは、20代にアメリカを旅していた中で出会った「ヨガ」の教えにあった。5年間の修行では、瞑想だけではなく、畑作も行ったことで、「自然と農業に興味が湧いた」という。その後、2000年に帰国し、すぐに実家を継ぎ、農業の道へ進んだ。現在は、コシヒカリや、酒米「越淡麗」などを中心に栽培している。「これからは、ササニシキのようなあっさりとしたお米が流行ると考えている」と、新たな挑戦への想いを語る。

自然界の食物連鎖を重視した、自然栽培

現在、2ヘクタールの田んぼで「自然栽培」を実践するだるま庵農園。自然栽培とは、農薬や化学肥料はもちろん、有機肥料も一切使わない農法のことである。同農園が自然栽培に取り組み始めたのは、2015年頃のこと。就農当初から、自然栽培に興味はあったというが、「本当に、稲が育つのか」と、疑問を持っていたという。そのような中、佐渡で米作りをする先輩農家が、自然栽培での米作りがうまくいっていると話を聞いたことをきっかけに、自然栽培を実践し始めた。渡邉さんの自然栽培のポイントは「自然との共生」。自然界の食物連鎖への配慮にこだわり、あえて虫の駆除を行わない。そのため、虫を食べる鳥やどじょうの糞が、肥料の代わりになり、稲の生育に良い影響を与えるのだ。「まだまだ、安定した米の生産にはほど遠い」と渡邉さん。「自然栽培を、もっと簡単にできるように、進化させていきたい」と意気込んでいる。

  • だるま庵農園
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生産者紹介

代表:渡邉信弘
代表渡邉信弘

佐渡市出身。米農家に生まれる。大学在学中に、英語を学ぶためにアメリカへ渡り、アメリカ中を旅していた。そこでヨガに出会い、寺院にて5年間、ヨガの修行をする。修行をする中で農業に興味が湧き、帰国後すぐに就農した。環境に配慮した「自然栽培」を実践する渡邉さん。農業をする上では、「人間中心で考えるのは良くない。他のものがあって自分が生かされている」という考えを大切にしている。「佐渡は、農業をするうえでは恵まれた環境だが、毎年人口が減っている。畑付きの物件も多くあるため、農業をしたい人はぜひ佐渡に来てほしい」と、これからの農業について、熱い想いを語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 だるま庵農園
住所 新潟県佐渡市中興乙332