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柏崎市鵜川地区という山中に位置する農家。美味しさと食の安全にこだわり、米・玄蕎麦・大豆を栽培している。さらに、地域を担う後進育成や地域活性化にも携わる。

うかわ農園 周囲を山に囲まれた鵜川地区。空気は澄みわたり涼しい

憧れの田舎暮らしから始めた本格米作り

うかわ農園は、柏崎市の山中に位置する鵜川地区にある農家。地域特産米のコシヒカリや玄蕎麦、大豆を栽培している。代表の小野さんが農家を始めたのは、59歳になってから。それまで神奈川県に住んでいた小野さんは、いつか田舎で暮らしたいと考え、55歳のときに妻の実家がある新潟へ移り住んできた。その4年後に小さな田んぼを譲り受け、米作りを始めたという。現在は、20年以上の栽培歴を持つベテラン農家だ。また、地域を担う後進育成にも力を注ぎ、農園へ研修に来た人へ自らの持つ田んぼの大部分を譲った。そして、手元に残った3反歩(約30a)の田んぼにて、食の安全と美味しさにこだわった米を作っている。

米の名産地と近い自然条件と食の安全を追求するこだわり

うかわ農園のある柏崎市鵜川地区は、米の名産地「魚沼地区」と似通った自然条件が美味しい米の栽培に最適だ。特に、10℃~15℃にもなる昼夜の激しい寒暖差は、米に栄養を蓄えさせて甘味・もちもち食感を与える。さらに、うかわ農園がある場所は、集落でも山からとても近い場所にあり、田んぼへ注ぐ用水が澄み切っている。成長するために大量の水を吸収する稲は、その水質が実らせる米の味わいにも影響。雑味のない美味しさに仕上がるという。また、うかわ農園では美味しさのみなず、食の安全も追求。有機肥料を使い、農薬は使わないというこだわりを持って栽培に取り組んでいる。そのため、田植え後から収穫までの長い期間に、こまめな草取りは欠かせない。しかし、「豊かな自然と美味しい米を作れる環境があるのだから、最後までこだわり抜きたい」と小野さんは笑顔で語る。

  • うかわ農園
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生産者紹介

代表:小野光昌
代表小野光昌

福島県出身。20歳で上京し、55歳まで神奈川県に住んでいた。40歳頃から将来は田舎で暮らしたいと考えはじめ、定年間近に妻の実家のある柏崎市鵜川地区へ移住する。数年間は土建業に携わっていたが、59歳を迎えた年に知人から田んぼを譲り受け、米作りを始めた。現在は、20年以上の栽培歴を持つベテラン農家だ。また、地域を担う後進育成にも力を注ぎ、自分の持つ田んぼの大部分を、研修者へ譲ったという。さらに、地域活性化推進グループの「だ~すけ」を、同じ集落に住む仲間たちと立ち上げ、そば打ち体験や自家製味噌の販売に取り組んでいる。

店舗詳細

店舗名称 うかわ農園
住所 新潟県柏崎市女谷1140