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県の北部に位置する新発田市の農園。地元の特産品・アスパラガスや、色とりどりのにんじんなどを栽培。自然の力を活かした栽培方法で「元気で美味しい」野菜を届ける。

たかさわ農園 自然好きの夫婦2人が営む農園

人にも自然にもやさしい、農薬や化学肥料に頼らない農業

県内有数のアスパラガス産地として知られる新発田市の「たかさわ農園」。代表・髙澤正志さんと妻・綾子さんが中心となって営んでいる。髙澤さんは、実家の農業を継ぐ際に、「どうせ農業をするなら、農薬や化学肥料に頼らない農産物を作りたい」と思ったそう。「人と自然にやさしく、みんなが食べられる元気な野菜」をテーマに、アスパラガス・にんじん・玉ねぎ・コシヒカリ(特別栽培米)などを育てている。中でも野菜は、農薬や化学肥料を使用せずに、有機質肥料を活用して栽培。マーケットやイベントに積極的に参加して、こだわりの野菜を販売している。そんなたかさわ農園では、アメリカ発の「Farm to table(農場から食卓へ)」という、食の安全性や鮮度に対する考え方を大切にしているという。「お客さんに直接届けるからこそ、身体にやさしく、元気で美味しい野菜を作りたいと思っています。食べた感想を聞くのが楽しみのひとつですね」と、うれしそうに語る。

生き物や自然と共存しながら農業を楽しむ

農薬や化学肥料に頼らない栽培は、かなりの手間と時間が必要になる。その大変さを尋ねると、「一般的に行われている慣行栽培のようなマニュアルがないんですよ。失敗をしながら、自分なりに考えてチャレンジしています。野菜や土と向き合いながら、元気に育つための手助けをするイメージ。大変だけど、そこが面白いんですよ」と、髙澤さんは笑う。また、夫婦そろって自然が好きという点も、農業を心から楽しめる理由だ。カマキリやてんとう虫といった昆虫、四季折々の植物に日々癒されているんだとか。「こないだは畑にキツネが来ていたんですよ。田んぼでは絶滅危惧種のトノサマガエルを見られますよ」と、綾子さん。生き物や自然と共存しながら、農業に取り組む姿が印象的だ。「人間社会と同じように、畑でも多様性を大事にしています」と、髙澤さんはやさしく微笑む。

  • たかさわ農園
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生産者紹介

代表:髙澤正志
代表髙澤正志

新発田市出身。代々続く米農家に生まれる。大学は法学部で、国際法のゼミに所属。卒業後は会社員として働いていたが、「実家に戻って農業をやるのも面白いんじゃないか」という思いから、Uターンすることを決意。「農薬や化学肥料に頼らない農産物」をモットーに、アスパラガス・にんじん・玉ねぎなどの野菜を栽培している。「Farm to table(農場から食卓へ)」という考え方を大切にしている髙澤さんは、地元のマーケットやイベントにも積極的に参加。「お客さんから直接『美味しかった』と言ってもらえると、やっぱりうれしいですよね」と笑う。

店舗詳細

店舗名称 たかさわ農園
住所 新潟県新発田市新屋敷111-3