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造園と外構を組み合わせた庭づくりを得意とする「帝樹園 庭正」から生まれたブランド。庭づくりに止まらず、自分たちでブレンドした「庭を愉しむための珈琲」も手がける。

NI to WA 「ニッ」と笑って、「ワッ」と驚く庭づくり

「人生の景色を、変える」がコンセプト

「NI to WA(ニトワ)」は、三条市柳場新田で造園業を営む「帝樹園 庭正(ニワマサ)」から生まれたブランド。社屋兼、理想の庭を提案するモデルガーデンは、コワーキングスペースとしても運営している。代表・長橋正宇さんにブランド名について尋ねると、「お客さんは庭の図面を見ると『ニッ』と笑って、完成した庭を見ると『ワッ』と驚くんです。その様子を庭とかけて、『ニトワ』という名前を付けました」と笑う。そんな「NI to WA」の庭づくりのコンセプトは、「人生の景色を、変える」。「庭を通してどんな生き方をしていきたいか」という、顧客の本質的な部分を丁寧にヒアリングしながら形にしていく。「私たちはお客さんに『こんな庭どうですか?』と、はじめから言いません。まず、『庭をつくってどう過ごしたいですか?』って聞くんですよ。中には『星を見上げるための庭をつくってほしい』という方もいらっしゃいましたね」と、長橋さん。幅広い経験から生み出される、洗練されながらも温かみのある庭は、たくさんの人の人生を彩っている。

造園会社が手がける「庭を愉しむための珈琲」

庭づくりに情熱を注ぐ代表・長橋さんは、「庭を愉しむための珈琲」も手がけている。「よくお客さんから『コーヒーを愉しむための庭をつくってください』って言われるんですよ。もともとコーヒーが好きだったこともあり、逆に『庭を愉しむためのコーヒー』を造園屋がつくったら面白いんじゃないかと思ったんです」と、商品が生まれたきっかけを語る。県内のコーヒー問屋に7種の豆を用意してもらい、自分たちでブレンドをしたこだわりの商品。豆の配合を変えてブレンドした試作の中から、最終的に4種を商品化したそうだ。「庭に出てコーヒーを飲みながら本を読んでいたら、コーヒーが冷めてしまったという経験がある方も多いと思います。そこで、冷めても美味しいコーヒーになるように、豆のセレクトをお願いしました」と、長橋さん。庭で過ごすリラックスタイムを豊かにしてくれる、とっておきのコーヒーだ。

  • NI to WA
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生産者紹介

代表取締役:長橋正宇
代表取締役長橋正宇

三条市出身。建築業界で働いたのち、造園業界に進む。「もともとは祖父が造園の仕事をしていたんです。祖父の後押しもあって、造園業を継ぐことにしました。昔から小遣い稼ぎで手伝っていたこともあり、庭づくりもいいなと思ったんですよね」と、長橋さん。2016年、祖父の跡を継ぎ「帝樹園 庭正」の代表取締役に就任。建築業界時代の経験を活かした、造園と外構を組み合わせた庭づくりを得意とし、2018年に「タカショー庭空間施工例コンテスト」で銅賞を受賞した。2023年に念願だった社屋兼モデルガーデンをオープン。コワーキングスペースとしても運営しており、自分たちで手がけた「庭で愉しむ珈琲」を提供。「今後は、実際に庭に触れていただけるイベントを企画していきたいと思っています」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 NI to WA
住所 新潟県三条市柳場新田1342-1