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「上越市の魅力を楽しく美味しく伝えたい」という想いでお菓子を製造。バター風味豊かな米粉サブレは、同市出身の日本近代郵便の父・前島密のイラストが刻印されている。

百々福堂 オンライン販売を主とした菓子工房

上越の魅力を伝えるお菓子作り

百々福堂(ももふくどう)は、上越市にある菓子工房。「上越の素晴らしさを伝える」をコンセプトに掲げて、お菓子を製造・販売している。看板商品は、前島密(まえじまひそか)の似顔絵が刻印された「前島密のキッテサブレ」。上越市出身、幕末を生きた偉人だ。明治になると新政府の仕組みづくりに尽力し、数多くの業績を残した。中でも郵便制度を築いた功績は大きい。郵便為替サービスの開始、「郵便」「切手」「葉書」という名称を定めたことから、「日本近代郵便の父」と呼ばれている。1円切手の肖像としても有名だ。キッテサブレはそんな前島密を象徴する切手の形をしており、本物の切手と同じ縦横比率にしているこだわりぶり。米粉を使っているためサクサクの食感で、バターの風味がとても豊か。なんと化粧箱は、切手を貼ればポストに投函できる仕様になっている。前島密の偉業を全国に広めたくて考案したキッテサブレ。さらに、「サブレをきっかけに、上越に興味を持ってもらいたい」という願いもこもっている。

「雪下にんじん」を活かした二層ゼリー

菓子工房「百々福堂」は、上越のみならず、雪国・新潟をテーマにした商品開発にも取り組んでいる。たとえば、「雪下にんじんミルクゼリー」。雪下にんじんは、雪の下で約3ヶ月熟成させ、雪解けの頃に掘り起こして収穫したもの。一般的なにんじんよりも糖度が高く、マイルドでフルーティーな味わいが魅力だ。「雪下にんじんの加工品は、ほとんどがジュースなんです。せっかく美味しいのにジュースだけで終わらせるのはもったいないと思って、ゼリーにしてみたんですよ」と、佐藤さん。雪下にんじんゼリーのさっぱりとした風味が、ミルクゼリーのコクと相まって美味しい。鮮やかなオレンジ色を活かすために、混ぜることはせず二層構造にしたそうだ。オレンジと白のコントラストがきれいで、まるで雪に包まれるにんじんのようだ。「二層のゼリーがきれい」「個包装だから配りやすい」と、贈り物や手土産に買い求める人が多いという。

  • 百々福堂
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生産者紹介

代表:佐藤紀子
代表佐藤紀子

上越市出身。「お菓子を通して上越をもっと元気にしたい」という願いから、60歳の記念に菓子工房「百々福堂」を立ち上げた。2021年に「前島密のキッテサブレ」を、2022年に「雪下にんじんミルクゼリー」を発売。どの商品も「発想がユニーク」「似顔絵がかわいい」と評判だ。「お菓子で楽しく美味しく上越を知ってもらいたいですね」と願い、百々福堂の広報担当マスコットキャラクター「モモちゃん」と共に、日々、上越の魅力を全国に広めている。

店舗詳細

店舗名称 百々福堂
住所 新潟県上越市子安1550-103