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山間地に位置する、胎内市鍬江集落にある集落営農団体。棚田で栽培したコシヒカリは、粘り・ツヤ・香り・甘みのすべてにおいて高品質。県内外問わずリピーターも多い。

きんのあき生産会 長年米の栽培を手掛ける、5名の会員農家

鍬江集落の米作りの振興・発展に努める「きんのあき生産会」

きんのあき生産会は、胎内市鍬江(くわえ)集落で生産される米の生産・販売を手掛ける集落営農団体だ。この地域で生産されている米の美味しさと、山の斜面に広がる棚田の美しさに感銘を受けた元地域おこし協力隊・石尾さんが、2018年に集落で農家を営んでいる有志の方々と設立した。鍬江集落では、棚田ゆえに米の生産量が少なく、農業収入が上がりにくいことが影響し、高齢化もあいまって農家の減少が進んでいる。そこで、棚田の景観保全や持続的な地域農業の発展を目的に、鍬江集落で穫れる米を「きんのあき米」として、ブランド化したという。現在は、坂上さんを中心とした地域の農家5名と、2021年より赴任した地域おこし協力隊・小林さんが、「きんのあき米」の生産と販路拡大に努めている。今後は、「きんのあき米」の販売はもちろん、米を使った加工品づくりへの挑戦などを通じ、鍬江集落の知名度向上に努めていく。

コシヒカリの栽培に最適な、鍬江集落の棚田

きんのあき生産会のある胎内市鍬江集落は、東西を山に挟まれた山あいに広がる地域。集落の西側にそびえる小高い山塊から流れ出る大小の沢に沿って、約20ヘクタールもの面積の棚田が広がっている。この地域は、全面的に朝日が当たり、昼夜の寒暖差が激しいため、質の高い米が収穫できるという。「この恵まれた環境で育ったコシヒカリは、粘り・ツヤ・香り・甘みのすべてにおいて良食味を誇る」と代表の坂上さん。同地域で生産されたコシヒカリは、地元の道の駅やホテルの売店で販売。県内外問わず、また食べたいとの問い合わせが相次いでいる。

  • きんのあき生産会
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生産者紹介

代表:坂上徳三郎
代表坂上徳三郎

胎内市鍬江集落出身。米農家に生まれる。20歳の頃から家業を継ぎ、50年以上米作りを行うベテラン農家だ。かつては、コシヒカリ以外にも、イチゴやたばこなどの栽培も手掛けてきた。前身の営農組合の頃より代表を務め、きんのあき生産会の立ち上げ後も、引き続き代表を務めている。そんな坂上さんにとって米作りは、「子育てと一緒」なのだそう。「頻繁に除草を行ったり、田んぼの状態を毎日見たりと、子どもを育てるように、手塩にかけて米作りをしている」と、坂上さんは語る。

店舗詳細

店舗名称 きんのあき生産会
住所 新潟県胎内市鍬江377