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新潟の一大温泉地「月岡温泉」にて1950年代から温泉まんじゅうを手掛ける「結城堂」。素材や製造にこだわることはもちろん、菓子を通じてお客様に笑顔と喜びを届ける。

御まんじゅう処 結城堂 温泉街散策の人気スポットにもなっている結城堂

月岡温泉を代表する御まんじゅう処「結城堂」

新発田市月岡温泉に店を構える結城堂。1958年、東京で修業していた創業者が地元に戻り、式菓子屋「結城製菓」として創業した。月岡温泉が湯治場として盛り上がりを見せる中、土産品として「温泉まんじゅう」の製造を開始。「結城堂」に店名を変更し、現在では月岡温泉を代表する御まんじゅう処となっている。結城堂のまんじゅうは、当初から素材にこだわり、朝早くから手作りで製造していた。手作りでは限界があり、県内でもいち早く機械の導入を決め、安定した良質なまんじゅうを作りはじめる。そのときも、まんじゅう生地を機械メーカーに持ち込み、手包みと変わらない美味しさで作れるものを徹底的に調査したという。このまんじゅう作りへの真摯な姿勢こそ、店が多くの人から愛される秘訣なのだろう。

硫黄が香る美人の湯「月岡温泉」

月岡温泉は、新発田市南部に位置する県内有数の温泉地。大正時代、石油掘削中にお湯が噴き出し、共同浴場が建てられたのが始まりといわれている。「弱アルカリ・低張性」の泉質で、国内でもなんと第2位の硫黄成分含有量を誇る。そのため、温泉街には硫黄泉独特の香りが漂う。また、湯上りの肌がしっとり・ツルツルになるとのことから「美人の湯」として知られ、特に女性から人気の温泉だ。近年は、温泉街の景観再生や「自称日本一まずい温泉」としてメディアで取り上げられ、県内外問わず多くの観光客が訪れている。

モットーは「美味しさとともに笑顔と喜びを届ける」

結城堂では、店頭ではお客様との会話を重視し、できるかぎり試食をすすめて、まず味を楽しんでもらう工夫をしている。食べた人はその美味しさに驚き、そのうちの多くが土産品として購入したいと再び店を訪れる。結城堂では、まんじゅう以外の商品も取り扱っている。ラインナップを増やすのは、「来た人を飽きさせない」という想いがあるためだ。最初に作りはじめたのは、月岡煎餅。パリッとした軽い食感がなんとも美味しく、販売当初から飛ぶように売れたという。2007年からは、月岡温泉で初めて洋菓子製造をスタート。手掛けるレモンケーキの焼ける香ばしい香りは温泉地にめずらしく、店の前を歩く人はついつい店をのぞいてしまう。楽しみ愛される店となるために、時代の変化に合わせた店作りに取り組んでいるのだ。

  • 御まんじゅう処 結城堂
  • 御まんじゅう処 結城堂
  • 御まんじゅう処 結城堂
  • 御まんじゅう処 結城堂

生産者紹介

店舗統括者:阿部荘一
店舗統括者阿部荘一

埼玉県出身。高校卒業後、包装機械メーカーの営業として、新潟・山形県エリアを担当。仕事柄、多くの菓子屋を巡って広い知見を得た。その後、もともと担当する取引先だったという結城堂に入社。現在は統括責任者として、結城堂が培ってきたこだわりを、時代に合う形でお客様に価値を提供している。「笑顔と喜び。お客様に喜んでもらえることをみんなでやっていくことが大切」と想いを語る阿部さん。お客様に愛され、受け継がれていくように、美味しさやサービスを届けたいと意気込む。

店舗詳細

店舗名称 御まんじゅう処 結城堂
住所 新潟県新発田市月岡温泉641-6
営業時間 本店   :7:00~18:00
中央通り店:8:00~17:00
月の丘店 :9:00~18:00
だんご店 :9:30~17:00
定休日 元日のみ
※だんご店:火・水定休日