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コシヒカリを主に生産する「あぜ道」。確かな栽培技術が認められ、有名酒造との栽培契約やもち米「越後ねばり」復活に協力。スイカ・ソバ・山菜も育て複合経営に取り組む。

農事組合法人あぜ道 育苗やスイカ・山菜の栽培に活用しているハウス

高い技術力でさまざまな米品種を栽培する農事組合法人

魚沼市にある農事組合法人あぜ道は、2010年に理事の森山さんが同じ地域に住む2名の農家とともに設立した。水稲のコシヒカリをメインに栽培しており、他にもち米や酒米、ソバ、地域特産の八色スイカも育てている。中でもコシヒカリは、一般的な「苗植え」と田んぼに種を直接まく「直播き(じかまき)」の両方を採用。生育速度の差を利用して、農作業の時期が被らないようにすることで、少人数でも広い面積で栽培できるように工夫している。また、生産の技術力は確かで、地元の有名酒造に酒米の契約栽培を依頼されたことに加え、地域でかつて生産されていた幻のもち米「越後ねばり」の復活にも協力を請われるほど信頼が厚い。さらに、食の安全に配慮して農業生産工程管理「JGAP認証」を取得するなど、消費者にオープンな農家を目指している。

特産の米と他の農作物の複合経営に取り組む

農事組合法人あぜ道が含まれる一帯は、「八色原」と言われるスイカ産地として知られている。この地域の土壌は、黒ぼく土という栄養豊富で水はけが良い土質だ。そのため、スイカはぐんぐんと生長し、「高糖度」で「シャリシャリ」とした食感に育つ。近年は、「超大玉」の品種が、カットフルーツ用に人気を集めるているという。また、魚沼地域には「へぎそば」といわれる海藻を練り込んだ名物蕎麦があり、「あぜ道」ではソバの栽培にも注力している。生産したソバは農協に出荷するのみならず、乾蕎麦にして自社商品としても販売。餅と合わせて年末ギフトに人気を集めている。さらに、冬には「ふきのとう」や「うるい」といった山菜の栽培も手掛ける。「あぜ道」は複合経営の農事組合として、地域農業を未来に残そうと取り組んでいるのだ。

  • 農事組合法人あぜ道
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生産者紹介

理事:森山 聡
理事森山 聡

魚沼市出身。代々続く農家に生まれる。小さな頃から農家に憧れ、小学校の卒業文集に「将来は農家になりたい」と書いていたという。高校卒業後は、農業について広く知識を蓄えるべく農協に就職。8年間の勤務を経て、1994年に就農した。父の指導のもとで稲栽培に携わるほか、1998年からはスイカ栽培に取り組んでいる。農業のやりがいについて尋ねると、「栽培のやり方次第で結果を出せる。なにより、一生懸命作った農作物をを美味しいと喜んでもらえることが嬉しい」と楽しそうに語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 農事組合法人あぜ道
住所 新潟県魚沼市板木598
営業時間 8:00~17:30
定休日 日・祝