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株式会社堀商店は、新潟市東区にある米穀卸会社。新潟県のJA・集荷会社・農家と連携しながら、さなざまな産地・品種の米を取り揃え、高品質なギフトを提供している。

株式会社堀商店 国民のために米を備蓄する「政府指定倉庫」にも認定された巨大低温倉庫を保有

選びがいがあるほど多彩な種類の米を取り扱う堀商店

新潟市東区にある堀商店は、新潟県のさまざまな産地・品種の米を取り扱う卸会社。1951年の創業以来培ってきた「目利き」の力を生かし、高品質な米ギフトや契約栽培米などを提供している。中でも人気を集める商品は、「計20種類」もの2合パック米を詰め合わせたギフトセット。全国的にも有名な名産地米「魚沼コシヒカリ」から、日本のカレーに合うよう作られた「華麗舞」というめずらしい品種まで、バラエティー豊かなラインナップが好評だ。堀商店がこのように多彩な種類の米を取り扱えるのは、70年近くもの間にコツコツと信頼を積み上げてきた努力があればこそ。JAを始め、各地域の米集荷会社やこだわりの強い農家との密接な関わりを持ち、購入者の要望に寄り添った商品を提案している。

極限まで美味しさを追求する循環精米

堀商店は仕入れた玄米を、自社が保有する大型機を使って精米している。この機械は高速縦回転するローラーが入ったタンクに玄米を入れると、玄米がタンクの中を通り抜けるうち、互いにこすり合って表面を磨くことで精米されるという仕組みだ。驚くのはなんといってもその生産量で、堀商店が保有する中で最も大きい機械ともなれば、1時間になんと3,000kgも精米できる。この生産量の多さは、どんな注文にも対応できる堀商店の強みとなっている。しかし、この方法ではどうしても「摩擦熱」がかかり、米の美味しさを損ねてしまう可能性があるという。そこで開発された精米方法が「循環精米法」だ。低速で横回転するタンクに玄米を入れ、時間をかけて米同士をすり合わせる。ゆっくりと動かすことで摩擦熱を最小限に抑え、品質の劣化を抑えるのだ。

最新の精米技術で美味しく仕上げる無洗米

近年は無洗米が人気だ。背景には現代人が忙しくなり、調理の「時短」を求めていることがある。堀商店は、高い無洗精米技術を持つ会社だ。「無洗精米」と一口に言っても、じつはその方法によって仕上がりの品質に大きな違いが出る。そもそも、無洗米は1990年頃に登場する。当初は、水洗いをすることで米の表面に付着した糠(ぬか)を落とす「水洗い乾燥法」が開発された。しかし、水に一度浸けたものを乾燥するため、食味・食感がよくなく、「無洗米は美味しくない」といったイメージが定着してしまう。次に開発されたのが、ブラシや不織布などでヌカ肌を磨く「研磨式」。この方法は一般的なコイン精米機に使われている。だが、米の表層にある「うま味成分」まで削ってしまうことから、米本来の美味しさを損ねるという課題を抱えていた。そこで生み出された最新の方法が、堀商店も実践する「タピオカ式」。精米と湿らせたタピオカ澱粉(でんぷん)を混ぜ合わせ、その粘着力で表面に残った糠を取り除く方法だ。こうすることで、米の表面をまったく傷つけることなくヌカ肌を取り除き、美味しい無洗米を提供できるのだ。

  • 株式会社堀商店
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生産者紹介

工場長:風間研一郎
工場長風間研一郎

堀商店の精米に携わる工場長。食品関係の仕事に就きたいと思い、堀商店へ入社。パレタイザー(積載機)や精米機のオペレーターを歴任し、10年以上の経験を持っている。精米する上でのポイントを伺うと、「米の温度がなるべく上がらないように作業すること」と教えてくれた。精米時の摩擦で熱が発生すると、米が割れるなどの品質低下につながるそう。農家が一生懸命に作った米の美味しさを、できる限りそのままに食卓へ届けるために努力してくれているのだ。

店舗詳細

店舗名称 株式会社堀商店
住所 新潟県新潟市東区卸新町3-61