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1200年もの歴史を持つ出湯温泉で、日本初の「温泉水を100%使用したパン」を製造。地元産天然酵母にもこだわった、とても上質なパンを販売し、同温泉一帯でも人気の名店。

出湯温泉パン工房 足湯小屋の隣にある小さなパン工房

日本初!温泉水100%でパンを仕込む工房

阿賀野市(あがのし)「出湯温泉(でゆおんせん)」に店を構える出湯温泉パン工房は、代表の渡辺暁子さんが「素晴らしい景観と、魅力ある温泉地を多くの人に知ってもらいたい」という想いから、2013年に設立した小さなベーカリーだ。同氏は地域をPRするため、日本で初めての「温泉水を100%使用したパン」を作ることに挑戦。出湯の温泉水は、通常使われる中性水とは異なる「弱アルカリ性」であり、泉質に合わせたレシピの考案は困難を極めた。幾度となく試行錯誤を重ねた末に、きめ細やかでふんわり柔らかな「出湯温泉パン」を生み出したのである。美味しさの秘密は、工房特製・自家培養の「酵母」。阿賀野市産の山ブドウやブルーベリーなどから採取した天然酵母をベースとしている。また、常に新鮮で発酵力の高い状態を保つため、季節ごとに最も旬な果物の酵母を取り入れているという。強いこだわりの元で作られる出湯温泉パンは、小麦の旨味と甘みをはっきりと感じられる上質な味わいと、しっとりもちもちとした食感が好評だ。特に「五頭あんぱん」は五頭山(ごずさん)をイメージした山型が可愛らしく、「つぶあん」「栗あん」「紫芋あん」「ウグイスあん」「こしあん」の色がカラフルな、1番人気の商品である。

緑に囲まれた美肌の湯「出湯温泉」

「出湯温泉」は、五頭山西側の山裾に位置している温泉地。五頭連峰県立自然公園に含まれる緑豊かな地域だ。1200年以上もの歴史を持ち、809年に弘法大師が錫杖をついて湯を湧き出させたという開湯伝説が残っている。古くから湯治場として親しまれ、農家や漁師、行商人が日々の疲れを癒やしに訪れていた。泉質はアルカリ性単純温泉。刺激が少なく、肌が弱い人や子ども、高齢者でも安心して入浴できるお湯だ。また、アルカリ性水には角質を取る美肌効果があるとされている。特に出湯温泉は、アトピー性皮膚炎に効くとして、湯治に多くの人が訪れている。

出湯温泉のお土産新定番、ふっくら美味しい「温泉パン」

出湯温泉を振興するための新しい土産品として開発された「温泉パン」は、あまりの美味しさに誰もが感動。出湯温泉パン工房は瞬く間に評判となり、今や旅行客が必ず立ち寄る定番の土産屋ともなっている。同工房が目指すのは、「出湯温泉の感動を思い出せるパン」を作ること。土産品は「開封した時の美しさが何より大切」という観点から、商品の仕上げ・包装に至るまで一切の妥協はしない。「温泉食パン」や、1日7本限定の「五頭ブレッド(山型食パン)」に入れるロゴの焼き印は一つ一つ慎重に入れ、包装においても箱内でパンが動かないような配置に工夫を凝らしている。商品の美味しさはもちろん、細やかな配慮の積み重ねこそ、出湯温泉パン工房が人気を集めている理由である。「食べながら温泉の思い出話に花を咲かせてほしい。『このパン美味しいね。また出湯温泉に行きたいね』という会話が生まれてくれたら嬉しい」と語るのは、同工房で製造を担う職人の笹川さん。これからも、口にした人が出湯温泉にまた訪れたくなるよう、温泉パン一つ一つに真心を込めて製造する。

  • 出湯温泉パン工房
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生産者紹介

取締役:笹川俊樹
取締役笹川俊樹

新潟市出身。パン製造技能士1級の国家資格を所持し、高い技術力を持つパン職人である。専門学校卒業後、新潟市内の大手ベーカリーに勤務。店長職を務め、店舗運営を学ぶ。2014年、友人を介して出湯温泉パン工房代表の渡辺暁子さんと出会い、当初は、店の内装や運営についてのアドバイスをしていたという。2016年、渡辺さんの「地域を盛り上げたい」という熱意に心打たれ、同工房の取締役に就任した。出湯温泉の緑豊かな自然や、風情ある街並みが大好きだという笹川さん。「出湯温泉に訪れた感動が蘇ってくるパンを作りたい。パンを食べて、また出湯に行きたいなと思っていただけたら嬉しいです」と語る。

店舗詳細

店舗名称 出湯温泉パン工房
住所 新潟県阿賀野市出湯809-1
営業時間 8:00~17:30(木曜のみ10:00~14:00)
※パンがなくなり次第閉店
定休日 水曜日
※10月~3月は木曜日も定休日