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魚沼市堀之内地区でユリの生産・販売を行う「タキザワのユリ」。県外に姉妹農場を併設し、年間を通して切り花を提供する。鮮度を維持した花は全国で高評価を得ている。

タキザワのユリ 家族5名と従業員4名で運営。新鮮さにこだわったユリを全国へ届ける

堀之内名物のユリを生産する「タキザワのユリ」

「タキザワのユリ」は、有限会社滝沢種苗が運営する産直フラワーショップ。魚沼市堀之内地区から、スカシユリやLAユリ、オリエンタルユリなど、ユリの切り花を年間約110万本出荷している。初代代表が花の栽培を始めたのは、昭和23年のこと。戦争により外国へ赴いていた当時の代表は、戦地の花がとても綺麗で、強烈な印象を受けたという。終戦後間もなく、堀之内地区に戻り、花の栽培を開始。食糧難だった時代背景もあり、周囲は猛反対だった。しかし、今後魚沼市には米以外にも特産品が必要だと考え、スズランやカーネーション、バラ、その他数種類の花を栽培。徐々に宿根・球根の生産を主な事業内容として切り替えていった。現在は、家庭での需要が増えたことで、切り花の生産・販売に注力している。発送時は、配送中に鮮度が落ちないよう、茎の切り口を保水材で包む工夫をしている。利用客からは「みずみずしく立派なユリが届いた」「丁寧な梱包のおかげで贈り物にも安心」といった喜びの声が届くなど、高評価を得ている。

どんな季節でも高品質なユリを提供する

ユリは季節の花と思う人も多いが、「タキザワのユリ」では通年販売している。冬の寒さが厳しい魚沼市は、冬期の生産が難しいため、埼玉県深谷市に姉妹農場を持つ。深谷農場は、大型ハウスに天候や気温に左右されない環境を整えている。豪雪もなく、年間を通してコンスタントに生産することが可能だ。魚沼市堀之内農場では、夏から初冬にかけて生産。栽培時期は限られているが、球根の仕入れや選定、植えるスケジュールを組むなど、管理は1年中必要だ。魚沼市は、米の知名度が高く、まだまだユリについては知られていないことも多い。そんな同市を代表し、多くの人にユリを届け、広く知ってもらえるよう、新潟と埼玉の2県体制で生産しているのだ。代表の滝沢さんは、「出来る限り様々な面でコストを抑え、安くて新鮮な花を届け、毎日の生活の中にユリを取り入れて楽しんでもらうことを願い、日々活動している」と語る。

  • タキザワのユリ
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生産者紹介

3代目:滝沢 大樹
3代目滝沢 大樹

魚沼市出身の大樹さん。植物や生き物に幼少期から興味があったという。大学卒業後は、球根植物の栽培が盛んなオランダで、3か月ほどの研修に参加。その後も、大阪の花を取り扱う市場で半年間経験を積み、有限会社滝沢種苗に入社した。「天候や気温に合わせて1日の予定を変更したり、次年のスケジュールを立てたりすることが大変だが、お客さんに喜んでもらえることがやりがい」と語る。高品質のユリを生産し続けることで、堀之内地区の更なる発展も目指す。

店舗詳細

店舗名称 タキザワのユリ
住所 新潟県魚沼市原459番地1