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新潟の人気観光スポット「寺泊魚の魚市場」を支える漁協組合。ベテラン漁師と若手が手を取り合い、「日本海の豊かな水産物」を水揚げしている。

寺泊漁業協同組合 「魚のアメ横」こと魚市場通りのすぐ近くにある漁協

ベテラン漁師と若者が集う漁協組合

長岡市には、「寺泊魚の市場通り」と呼ばれる地区がある。この一帯は「魚のアメ横」とも称され、にぎわいと活気にあふれる魚市場となっている。「観光スポット」としても人気で、特に年末年始は多くの人が足を運び、新鮮な海産物の買い付けや、出来立ての焼き魚を食べ歩きするなど、「日本海の幸」を堪能している。この盛んな魚市場を支えるのが「寺泊漁業協同組合」だ。所属している地元漁師は、約30名(2020年時点)。ベテラン漁師に加え、近年は若者も増えてきており、教え合い、協力しながら地域漁業を盛り上げている。

日本海側を代表する豊かな漁場

寺泊近海の漁場は、とても豊富な種類の海産物を穫れることが最大の魅力。新潟県の「プライドフィッシュ」として認定されている、のどぐろ・南蛮えび・ヤナギガレイ・アカモク(海藻)・越後本ズワイもすべて水揚げ可能だ。さらには、アジ・サバ・マダイ・スズキ・ハタハタなど「四季折々の魚」に加え、牡蠣・アワビ・サザエなどの「貝類」も多く生息している。これほどまでに近海が豊かな理由は、オホーツク海から流れる「リマン海流」と、東シナ海から流れる「対馬海流」がぶつかる位置にあるため。温かい海と冷たい海のそれぞれを泳いでいる魚が、両方とも集まっているのだ。

職人の「締め」が生み出す絶品魚

寺泊漁業協同組合では、「より美味しい魚」を提供するべく、「寺神」というブランドを打ち立てた。この名前を名乗れるのは、「神経〆(じめ)」を施した魚のみ。この技法は非常に高度なため、「職人」として認められた組員だけが担当する。さらに、締める前にも、「ヒレ・皮にキズがあるなど、弱っていないこと」「漁獲後、24時間以上休ませること」「十分な大きさのある、しっかりした魚体であること」という基準を設けて入念にチェック。とても手間のかかる工程だが、その分、「魚本来のうま味」を逃さず仕上がる。寺神のすごさは、見た目からも明らかで、その切り身は「透明度」が段違い。さらに、通常の締め方ではどうしても残ってしまう「臭み」もない。その美味しさは、寿司屋・高級料理店・居酒屋・魚屋・卸売市場など、「魚のプロ」たちも絶賛。厳選しているため、非常に希少ではあるが、高い人気を集めている。

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店舗詳細

店舗名称 寺泊漁業協同組合
住所 新潟県長岡市寺泊大町9778-1