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江戸時代初期から続く歴史ある酒蔵。廃業の危機を乗り越え、現代までその伝統を守ってきた。代表銘柄の「能鷹」は、地元上越市民にこよなく愛される淡麗辛口。

田中酒造株式会社 江戸時代初期から続く酒蔵

代表銘柄「能鷹」に込められた想い

創業1643年(寛永20年)、なんと370年以上の歴史を持つ田中酒造。代表銘柄「能鷹」は、もともと「公の松(きみのまつ)」という銘柄名だった。1943年(昭和18年)になり、屋号が「能登屋(のとや)」だったことと、先代の好きだった「能ある鷹は爪を隠す」という格言から、「能鷹」へと名前を一新。そんな節目の年であった1943年は、太平洋戦争の真っ只中。酒造りに必要不可欠な酒米の配給もままならない状況だった。当時の当主・田中直治は廃業を決心。しかし、手続き当日に嫁のキミ氏が「廃業するくらいなら自分がやる」と、なんとか食い止めたという。直治氏が亡くなった後、長男を当主として立てつつ、キミ氏が蔵の経営を行ってきた。「能ある鷹は爪を隠す」という格言のように、江戸時代初期から続く歴史ある酒蔵を裏方に回りながらも力強く支えたのだ。

冬の寒さと天然水が生む、やわらかな淡麗辛口

田中酒造が蔵を構えるのは、上越市直江津地区。蔵の前には日本海が広がる、冬の寒さが厳しいエリアだ。「日本酒の味は水で決まる」と言われるほど重要な仕込み水は、蔵の裏山にある「横井戸」から汲み取る天然水。クリアでなめらかな軟水で、やわらかい口あたりの日本酒に仕上がる。もともとは、蔵の隣に掘った「竪井戸」の水を使用していたが、「横井戸」の水を使用してから次々とコンテストで入賞するようになった。毎年シーズン前には、水を汲むために大切な井戸の清掃と点検を欠かさず行っている。田中酒造は、甘口の日本酒を造る酒蔵が多い上越市内で、新潟らしい淡麗辛口を醸造している希少な酒蔵。上越市民の間では「辛口といえば『能鷹』」というほど、地元民に愛されている。

  • 田中酒造株式会社
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生産者紹介

杜氏:小林義男
杜氏小林義男

上越市柿崎区出身。おいしい酒造りの三要素「心・技・体」を意識しながら、酒造りと真摯に向き合ってきた。心は「酒造りに対する情熱」、技は「先代から受け継いできた技術や知識」、体は「水と酒米、風土」を表している。最近は、若手の育成にも力を入れているそう。「創業380年・390年・400年に向けて、『能鷹』の『鷹シリーズ』として新たに高級酒を販売するというプロジェクトも進んでいます」と小林さん。アニバーサリーイヤーを控える田中酒造の新たな取り組みに注目だ。

店舗詳細

店舗名称 田中酒造株式会社
住所 新潟県上越市長浜129-1