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ミシュランガイド新潟に掲載された、加茂市の日本料理店。時代の流れに合わせてしなやかに変化しながら、人々から支持され続ける料理を提供する。

清雲亭 山重 「小京都」の景観に馴染む、趣ある料亭

江戸後期から続く伝統のはじまりは「湯屋」

古くから「北越の小京都」といわれている加茂市で、江戸時代後期に創業した「清雲亭 山重」。風情ある庭園を眺めながら、四季折々の日本料理を楽しめる名店だ。創業当時は、「湯屋長寿湯」という湯屋を営んでおり、食事やお酒の提供もしていた。今でいう「健康ランド」の草分け的存在で、大変にぎわっていたという。その後の明治・大正期は、「洋食文化」が広く受け入れられるようになる。山重では、そうした時代の流れを汲み、ライスカレーやカツレツなどを提供していたこともあった。料理の味が評判だったこともあり、三代目当主の頃から、現在のような日本料理店の基盤が出来上がった。

歴史ある老舗料亭の新しい取り組み

老舗の伝統を守っていくには、新しいことに挑戦していくことが必要だという。それは、創業当時「湯屋」だった同店が「日本料亭」に変化したという歴史にも裏付けられている。2003年には、料亭の味を家庭でも楽しめるようにと「重兵衛のめんつゆ」の販売を開始。さらに、2005年には「Yama Cafe(ヤマカフェ)」をオープン。若い世代にも気軽に足を運んでもらえるようになった。カフェでは、本店の料理を味わえる「和かご弁当」や自家製めんつゆを使った稲庭うどん、夏季限定のかき氷などを提供している。老舗の伝統を守りながらもさまざまな取り組みを行う同店は、「ミシュランガイド2020新潟」でミシュランプレートを獲得。こうした時代に合わせて変化できる柔軟な姿勢が、江戸時代から続くのれんを守ってこられた理由だろう。

  • 清雲亭 山重
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  • 清雲亭 山重
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生産者紹介

板長:霜出典良
板長霜出典良

鹿児島県出身。1997年、結婚を期に、料理の世界に入った。山重の板長が独立した店にて修行。現在は「板長」として活躍している。20年以上のベテラン料理人だ。豊富な経験を持ちながら、「一生勉強」をモットーにしているという霜出さん。「日本料理のすばらしさを後世に伝えていくこと」を目標に、日々研鑽している。

店舗詳細

店舗名称 清雲亭 山重
住所 新潟県加茂市仲町4-15