お米の配達人
新潟県糸魚川市 店舗カテゴリ:農家・農業法人北アルプス山脈の恩恵のもとで農業を営む「お米の配達人」。自家栽培のもち米「わたぼうし」で作ったおかきが大人気!
北アルプスの雪解け水が流れ込む糸魚川市
新潟県の最西端に位置する糸魚川市(いといがわし)。日本海、そして北アルプス連邦をはじめとする雄大な山々に囲まれる自然豊かな地域だ。昼夜の寒暖差が大きく、日本海と山々から澄んだ空気が常に吹き抜けていく。そして新潟県で唯一、北アルプス山脈から雪解け水が流れ込む。農作物が健やかに美味しく育つ環境が揃う自然の恵み豊かなこの場所で、美味しいお米を全国に届けているのが「お米の配達人」だ。
地域の農業を担うお米の配達人
お米の配達人は、糸魚川の農業を担うべく創業された。代表の園田さんは、エンジニアとして勤めた後、故郷である糸魚川へ帰郷。担い手が減っている現況の中で、前歴の経験を生かし、効率化を図りながら農業に努めている。糸魚川市で自然の恵みを受けて育った農作物の味は格別。「空気と水が美味しいから、他の地域と味は全く違うよ。東京から戻ってきた私には『地域の味』って感じがするね」と語る園田さん。何物にも代えがたい「地域の味」を守っている。
糸魚川の地域振興のために、横のつながりで商品開発
お米の配達人では農産物の栽培の他に、餅やおかきなどの加工品も手がけている。中でも「昔ながらのおかき」は、大人気の商品だ。元々おかきは「八福神おかき」として販売し始めた。八福神とは、糸魚川を治めていたとされる神様、奴奈川姫(ぬながわひめ)を七福神に加えた呼び方。糸魚川本町通り商店街を振興するため、「糸魚川の町屋文化を伝え守る会」と共同開発したヒット商品である。中でも人気だった4つの味(塩、醤油、南蛮エビ、ブラックペッパー)に玄米味を加えて「昔ながらのおかき」として販売している。他にも、糸魚川産の米に合う釜飯の素や、糸魚川特産の鶏肉「翠鶏(みどり)」を使ったスープの開発に携わるなど、お米の配達人は幅広く活躍している。代表の園田さんが大切にするのは「地域のつながり」。「業種問わずつながりを持つことで、化学反応的に生まれる糸魚川の新しい特産品を地域振興に役立てたい」と意気込む。
生産者紹介
代表取締役園田岳彦
糸魚川市出身。東京でエンジニアとして9年勤務した後、帰郷。2010年に地域の農業を担うべく「お米の配達人」を創業した。自然の恩恵を受ける豊かな環境での農業は、やりがいと共に難しさもあるという。そんな時に力になるのが、顧客からの声だ。「美味しかったよ!」という声に、「次の期待にも応えたい」という想いが湧き上がるという。米の生産販売と共に力を入れるのは、おかきなどの加工品や野菜の生産、そして商品開発である。地域振興のため、業種問わずつながりを持つ中で様々な商品を開発している。自慢の商品に糸魚川への熱い想いを込める。
店舗詳細
店舗名称 | お米の配達人 |
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住所 | 新潟県糸魚川市厚田374-1 |
定休日 | 土曜、日曜、祝日 |