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桐たんすの生産地として知られる加茂市で、桐製の家具や生活雑貨を企画・販売。自社ブランド「桐子モダン」を通して、やさしくて温かみのある桐の魅力を伝えている。

桐子Style shop 「やさしい桐をもっと優しく」がコンセプト

現代的でモダンな桐製品を提案する「桐子モダン」

自社で企画・製造をしている桐製品の販売を行う「桐子Style shop」。こちらを運営する株式会社イシモクは、古くから「桐たんす」の生産地として知られる加茂市で創業した。もともとは、桐たんすの製造をしていたという。しかし、ライフスタイルの変化により桐たんすの需要が減少していく中で、1995年にダイニングテーブルの製造に挑戦した。「桐というすてきな材質を、桐たんすだけで終わらせるのはもったいない!」という思いから、代表の安藤智子さんは、現代的でモダンな桐製品を提案する自社ブランド「桐子モダン」を設立。現代のライフスタイルに合わせた家具や生活雑貨のほか、桐の特性を活かした床材など、さまざまな桐製品をプロデュースしている。「桐子モダンは、女性に向けてブランディングしました。私が智子だからね、桐に子を付けて『桐子モダン』にしたんです」と、安藤さんはお茶目に笑う。そんな桐子モダンの製品は、角がとれた丸みを帯びた形状で、どれも温かみを感じるデザイン。さらに、手触りが良く、軽くて柔らかい材質の桐製品は、機能面でも日々の暮らしにやさしく寄り添ってくれる。

日々の暮らしに寄り添う桐製品の開発

桐子モダンの定番商品の一つに、「桐のまな板」がある。軽くて、速乾性に優れた桐のまな板は、「すごく使いやすい!」「毎日の料理が楽しくなった!」と、多くのリピーターから好評だ。そんな大ヒット商品の制作秘話を、代表・安藤さんが教えてくれた。「私が、工房の職人さんたちにお昼の味噌汁を作っていたんです。野菜を切るときに、ちょうど工場にあった桐の端材をまな板代わりに使ったのがきっかけです。刃当たりがやさしく、トントントントンと軽やかな心地良い音がするんですよ」と安藤さん。軽さや乾きの良さなど、とても使い勝手が良く、まな板として最適だと思い商品化に至った。桐のまな板の最大のポイントは、水が浸透しにくいため、長く衛生的に使えること。まな板の表面をひと削りすると、新品同様にきれいな木肌が表れるそうだ。桐子Style shopでは、削り直しサービスも対応している。「大切にメンテナンスすることで、一つのモノを長く愛用できることも、桐製品の魅力です。ぜひ、日々の暮らしに桐製品を取り入れてみてほしい」と、安藤さんは語ってくれた。

  • 桐子Style shop
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生産者紹介

代表:安藤智子
代表安藤智子

加茂市出身。企業の経理や保険の営業などを経験し、1992年に株式会社イシモクへ入社。入社後は、自社ブランド「桐子モダン」を立ち上げ、現代の暮らしに寄り添ったモダンでおしゃれな桐製家具のプロデュースや、省エネや快適な住環境を考えた桐床の開発・販売に取り組んでいる。「桐という材質はすぐに傷つくから、床には向いていないと言われていたんです。でも私は、桐の断熱効果や軽さは、人の暮らしにぴったりだと思うんです」と安藤さんは桐の魅力を語る。2003年に発表したオブジェ風の創作タンス「きりあかり」は、新潟県IDSデザインコンペで大賞を受賞。今までになかったモダンなデザインの桐製品は、多くの人の心を掴んだ。「軽さや柔らかさ、温もり、機能性の高さなど、桐の魅力をたくさんの人に知ってもらいたい」と、安藤さんは微笑む。

店舗詳細

店舗名称 桐子Style shop
住所 新潟県加茂市加茂新田10007-3