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砂丘地帯を活かした農業を営むナカノフーズ。野菜栽培だけにとどまらず、漬物製造まで手掛ける。中でもスイカ・メロンは、県外のリピーター客からの支持も強い。

有限会社ナカノフーズ 甘くてシャリシャリのスイカを育む新潟砂丘

「野菜栽培」と「漬物製造」の二大事業

ナカノフーズは、野菜栽培と漬物製造を手掛ける会社だ。もともとは、「中野農場」という名前で、米と野菜を栽培していた。中でも、「ダイコン」の名産地の新潟市西区に位置することから、その栽培には特に力を入れていたという。そんな中、関東の漬物加工業者から、思わぬ問い合わせがあった。「中野さんのダイコンを使って、べったら漬けを作りたい」という依頼である。なんと、品質の高さが評判となり、その噂が県外にも伝わっていたのだ。この依頼を受け、自慢のダイコンを塩漬けにして送ったところ、想像以上の反響があった。これをきっかけに、1990年、中野さんは有限会社ナカノフーズを設立。野菜栽培を継続しながら、漬物製造をスタートした。それから、畑の面積は、3haから7haに拡大。現在、漬物用を含め、20種類以上の野菜を栽培している。

砂丘地帯を活かし、ダイコン・スイカ・メロンを栽培

ナカノフーズの畑は、日本海を臨む広大な砂丘地帯に位置。砂丘は、水はけの良い土壌と、涼しい気候を特徴としている。水はけの良さは、雨量の多い新潟県でも、水分過剰にならず、作物への負担がかかりにくい。涼しさは、夏の夜が特に顕著で、「昼夜の激しい寒暖差」が、農作物の糖度を高める効果を生む。ナカノフーズの栽培する、ダイコン・スイカ・メロンのいずれもが、甘く美味しく育つ理由だ。

こだわりの特別な培土で美味しく育てる

ナカノフーズ社長の中野さんは、長年、自然環境にやさしい農業を追求してきた。肥料は、米ぬか・魚粉・菜種カスをブレンドした有機肥料を使用。除草は、農薬をなるべく使わないように心がけ、人の手で地道に行っている。中でも一番のこだわりは、天然ミネラルと炭、微量の有機物を混ぜ合わせた「特別な培土」を使った土壌改良。この培土を散布すると、畑の中にいる「微生物」が活性化。増殖し、有機物を速やかに分解することで、作物が生育しやすい環境が整う。中野さん曰く、「有機肥料と併用することで、さらに効果が倍増し、より美味しい作物が育つ」という。さらに、大きさにも良い影響あり。スイカ・メロンなどは、一般的なものに比べ、1.5倍~2倍ものサイズにまで育つ。これらの努力が実り、収穫期の農場は、スイカ・メロンを買いに来る地元民で大賑わい。近年は口コミで評判が広がり、県外のリピーター客も増えているという。

  • 有限会社ナカノフーズ
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生産者紹介

社長:中野訓一郎
社長中野訓一郎

新潟市西区にて、農家の長男として生まれる。家業の中野農場を継ぎ、米・野菜を栽培してきた。事業拡大に伴い、1990年、ナカノフーズを設立。主力野菜のダイコン・スイカ・メロンに加え、漬物製造もスタートした。中野さんは、美味しい作物を育てるためには、努力をいとわない。1994年から13年間にわたり、三重県で行われた農業の勉強会に参加。天然ミネラルと炭、微量の有機物を混ぜ合わせた「特別な培土」について学ぶ。その他、熊本県から青森県まで、全国各地の農家を訪れては、さまざまな栽培法を研究。自身の農業に活かしてきた。「農家は毎年毎年、勉強なんだよ」と謙虚な姿勢を忘れない。

店舗詳細

店舗名称 有限会社ナカノフーズ
住所 新潟県新潟市西区赤塚2712-1