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雪深い山間地である十日町市・津南町(妻有地域)で、枝豆を栽培する農業法人。香り豊かで旨味が詰まった茶豆を栽培し、加工品の開発にも力を入れている。

柳農産 「全国えだまめ選手権」で最高金賞受賞!

香る茶豆にこだわる茶豆専門農家

柳農産は、十日町市と津南町にまたがる妻有(つまり)地域の農業法人。香りの良さが自慢の枝豆「妻有茶豆」の販売を行っている。こちらは、日本野菜ソムリエ協会主催の「全国えだまめ選手権」にて、最高金賞を受賞。市内・県内だけでなく、全国に根強いファンを持つ人気商品だ。そんな枝豆の栽培は、苗場高原生産組合という名前で行っている。栽培をはじめたのは、2004年。代表・柳恵一さんが、津南町の知人農家の枝豆栽培を手伝ったことがきっかけだった。「このときに、茶豆に出合ったんです。当時、枝豆の中に茶豆という品種があることも知らなかった」という柳さん。茶豆ならではの芳醇な香りに感激し、自分でも茶豆を栽培することを決意。現在も、茶豆品種のみにこだわって栽培をしている。山間地で日当たりが良く、昼夜の寒暖差が大きい妻有地域では、香り豊かで旨味がぎゅっと詰まった茶豆に育つという。また、近年は加工品の開発にも注力。茶豆の風味を活かした「茶豆みそ」や、ぽりぽりとした食感が美味しい豆菓子「柳さんのぽりぽり茶豆」といった商品を販売している。

データ管理することで、安定した美味しさを届ける

近年では耕作放棄地を引き取り、枝豆の栽培面積を年々増やしている。毎年、60箇所以上もある圃場の土壌分析を行い、それぞれの土壌に合わせた肥料を適切なタイミングで与えている。「どんな肥料を使っていて、どのタイミングで与えるのか、人間の記憶だけで管理するのは至難の業でした」と語るのは、スタッフの田中さん。そこで田中さんが中心となり、2018年から圃場管理システムを導入。種まきや追肥のタイミングなどを細かくデータで管理できるようになった。「今まではベテランの勘でやってきた部分をデータ化することで、毎年安定した美味しさの枝豆を生産することができます」と、田中さんは語る。こうした最新の栽培方法を導入することで、満足度の高い美味しい枝豆を届けている。

  • 柳農産
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生産者紹介

代表取締役:柳 恵一
代表取締役柳 恵一

十日町市出身。実家は代々続く米農家。会社に勤めながら兼業農家として米作りをしてきたという。50歳の頃、枝豆栽培をはじめたことをきっかけに専業農家に転身。「津南町で農業をしている知人を手伝いに行ったとき、はじめて茶豆と出合ったんです。当時、十日町市で枝豆を栽培している農家はほとんどいませんでしたからね」と振り返る。柳さんの茶豆は、全国に根強いファンがいるほどの人気ぶりだ。「体を動かすことが好きだったし、農業をしていて大変だと思ったことはないですね。これからも、みなさまが安心して食べられる美味しい枝豆を作りたい」と、柳さんは語る。

店舗詳細

店舗名称 柳農産
住所 新潟県十日町市犬伏499