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下条高原の棚田を守る会は、山間地に位置する十日町市東下組地区にある広域集落営農団体。複数の集落が一丸となり、棚田にて美味しいコシヒカリを栽培している。

下条高原の棚田を守る会 とても美しい景色の広がる東下組地区。展望台から眺める棚田は圧巻

山間地の地域農業を支える「下条高原の棚田を守る会」

下条高原の棚田を守る会は、十日町市東下組地区にある稲作の広域集落営農団体だ。代表の水落さんと、地域おこし協力隊として活躍する高橋さんを中心に、有志が2010年に設立した。山間地の深い場所に位置する東下組地区の田んぼは、山の斜面上において階段状に作られた「棚田」だ。生産できる米はとても美味しいが、平場と比べて生産効率が低いという宿命を背負っている。そのため、農家一人あたりの農業収入が上がりにくく、昔から兼業農家が多かったという。近年では、通勤の利便性や米価の長期低迷などから地域を離れる人が増加。下条高原の棚田を守る会は、この問題に立ち向かうことを大きな目標としている。会員は自然を生かした米栽培に取り組むほか、有名な「大地の芸術祭」や、国立東京農工大との交流を通しての文化祭など各種イベントにも積極的に参加。対面販売を中心とした活動を通じ、地域一丸となって生産米と地域のPRに努めている。

絶妙なコシヒカリ栽培の適地にある東下組地区

下条高原の棚田を守る会のある十日町市東下組地区は、山に四方を囲まれた山間地に広がる地域。標高250m~300m地点にあり、平場と比べて気温が2℃~3℃ほど低い。この気候は新潟を代表する銘米「コシヒカリ」の栽培に最適とされている。さらに、稲が米を大きく実らせる登熟期に、昼から夜にかけて10℃~15℃も気温が急激に下がることで、稲は活動を抑えて米に栄養をたっぷり溜め込む。また、稲の生育に欠かせない水は、雪解け水の流れる沢から取り込んでおり、ミネラルをたっぷり含んでいる上にとても澄み切っている。こうした環境で育つ米は、濃厚なうま味と優しい甘味を特徴とする。加えて、もちもちとした粘り気のある食感に仕上がり、全国でもトップクラスの美味しさと評判だ。

  • 下条高原の棚田を守る会
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生産者紹介

代表:水落儀一
代表水落儀一

十日町市東下組地区出身。15歳から専業農家として米栽培に取り組み、60年以上の豊富な経験を積んだ大ベテラン農家だ。コシヒカリの栽培が一般に始まる40年以上前から、さまざまな品種の米を育てた実績があり、兼業農家の多い東下組地区では一目を置かれる存在である。人柄も多くの人から信頼されており、自らの住む集落のみならず、地域全体の集落協定の代表をも務めた。2010年に下条高原の棚田を守る会を設立。会員農家の結束を高めるとともに、生産米のPR・販売に注力している。

店舗詳細

店舗名称 下条高原の棚田を守る会
住所 新潟県十日町市東下組1344-1