いしざか農園
新潟県南魚沼市 店舗カテゴリ:農家・農業法人極上の米を収穫できる南魚沼市旧塩沢町地区にある米農家。甘味と風味の強い「従来品種コシヒカリ」のみを栽培している。もっちりとした米は多くの人を虜にして止まない。
リピーター続出の塩沢産コシヒカリを手掛ける農家
いしざか農園は、最高峰のコシヒカリ産地として有名な「南魚沼旧塩沢町地区」にある米農家だ。収穫時期が異なる複数の品種を生産する農家が多い中、「従来品種コシヒカリ」に強いこだわりを持ち、この「従来品種」のみを栽培している。生産米は、もっちりとした食感と強い甘味・うま味がたまらない美味しさ。高級百貨店や旅館にて取り扱われ、多くのリピーターを生み出している。高い評価を受けるいしざか農園が、直接販売を開始したのは2016年。4代目の石坂光司さんへ代替わりを検討していた時期であった。新潟県にて開催された食料品の商談会に参加すると、生産米の産地ブランドと確かな美味しさから、取引の依頼を多く受けた。また、2017年には初めて品評会に参加。出品した「第4回すし米コンテスト」では、品質ランク賞を獲得した。品質を保証された米はさらなる購入者を呼び、多くの人を虜にしている。
米を美味しく育む旧塩沢町の自然環境
南魚沼市の旧塩沢町にて栽培されるコシヒカリは、とても美味しく育まれ、「塩沢産」として全国的にも高く評価される。その秘密は、稲の生育に適した2つの自然条件だ。まずは、「昼夜の寒暖差」。日中の高気温で活性化した稲は光合成を促進され、栄養分を多く生成する。夜になり低気温にさらされた稲は、生み出した栄養分をお米の中に閉じ込めるのだ。次に「清らかな湧き水」。山から流れる水は澄んでおり、とても冷たく、ミネラルを豊富に含んでいる。稲は生育する上で大量の水を吸い上げるため、綺麗なな水で育った米は本来の味わいがさらに引き立つ。これらの好条件を生み出すのは、地域にそびえる巻機山(まきはたやま)だ。標高1,967mという高さを誇る山が、人里近い場所にあることは非常に稀。塩沢地区以上に米の栽培に適した場所は他にないと言われる。
長い研究の末に導き出した3つの肥料
いしざか農園は米の食味を良くするため、稲の生育段階に合わせた肥料を与えている。春の田植え前は、田んぼに有機質の堆肥と米ぬかを撒く。土壌内の微生物は、これらをエサにして活性化。稲の生育に欠かせない栄養分をたっぷりと生み出す。夏になると、春に撒いた肥料の効果が薄れてくるため、たんぱく質とミネラルの豊富な魚粉を稲に与える。このとき、稲の生育状況をしっかり確認し、肥料の量を最小限に抑えることが重要だという。稲穂が実る段階で栄養分が過剰に残っていると、吸水性の低いたんぱく質が米に蓄えられ、もっちり感と甘味が少なくなってしまうからだ。収穫前にもミネラルを補給させるため、なんと海水を20倍に希釈して与えている。海の豊富なミネラルを吸収した稲は、うま味たっぷりの米を実らせるのだ。
生産者紹介
4代目石坂光司
南魚沼市旧塩沢町地区出身。高校卒業後はJAの運営するスーパーにて20年以上務めた。その後、義父の春夫さんから指導を受け、兼業ながら本格的に農業へ取り組む。2017年に専業農家へと転身し、自家栽培米の直接販売を開始した。農作業はとても大変だが、お客様からの「感動する米に出会った」という声をもらったときは、栽培の手間暇を惜しまないことを決意した。父の世代が努力して作り上げた「塩沢ブランド」を、今度は自分たちの代が守り抜き、成長させていく番だと意気込んでいる。そのためにも、異業種とのコラボといった取り組みをしながら、農業を通じて地域に貢献したいという。
店舗詳細
店舗名称 | いしざか農園 |
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住所 | 新潟県南魚沼市吉山新田61 |