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新潟県の最南端にある、津南町を管内とする農業協同組合。日本一長い河川「信濃川」や、その河岸段丘を活かし、高品質な米・カサブランカ・多様な園芸作物を出荷する。

JA津南町 津南町ユリ切花組合の組合員。若手からベテランまで多くの人が活躍する

米・ユリ・園芸作物の産地「津南町」

JA津南町町のある「津南町」は、新潟県の最南端に位置し、日本一長い「千曲川」が「信濃川」と呼称を変える長野県境にある地域。新潟県らしく、コシヒカリの生産が盛んだ。加えて、オリエンタルユリ・雪下人参・トマト・アスパラガス・トウモロコシなどの生産にも力を注いでいる。中でも、オリエンタルユリの「カサブランカ」は、栽培当初から「こんなに素晴らしいユリは見たことがない」と絶賛されるほどの高い品質を誇っている。その秘密は、「潅水設備」と「球根養成」にある。灌水設備は、もともと苗場山麓開発事業で整備されたもの。ユリの栽培に不可欠な豊富な水資源を提供してくれる。球根養成は、オランダから輸入した小さな球根を1年かけて大きくすること。津南町の風土・気候に合わせた環境で育てることで、茎が太く力強いユリの球根になるのだ。

最高品質・安定出荷の津南産ユリ「雪美人」

オリエンタルユリの一種のカサブランカは、「最高峰のユリ」と名高い品種。ボリューミーな花姿は、とても見栄えが良く迫力があり、厚い花弁と硬い軸を持つため、美しい姿を長く楽しめる。前述の通り、津南産のカサブランカは特に品質が高く、出荷当初からまたたく間に、「雪美人」の名前で全国に知られるようになった。加えて、津南町はユリの「安定出荷」にも適した環境にある。まず、日本一の「河岸段丘」が形成されている。河岸段丘とは、平野部から河川に至るまでが、「階段状」になっている地形のこと。段丘ごとに「標高差」があるため、必然的に「気温差」が生まれ、ユリが地区ごとで順番に生長していく。さらに、日本でも有数の豪雪地帯にあり、多量の積雪を利用した「雪室(ゆきむろ)」を利用することで、出荷時期を調整できるのだ。

地域の誇りにかけて高品質なユリを生産する

JA津南町のユリ「雪美人」の大半は、小さな球根を大きく育てるところから手掛け、出荷までに2年もの月日を必要とする。さらに、球根の植え付け・蕾取り・堀取りなど、すべて手作業で行うため、とんでもない労力がかかるという。しかし、豊富な経験と高い技術力で仕上げた「養成球根」から作られる切り花は、抜群の存在感を発揮する。「雪美人は素晴らしい」という一言のために、ユリ切花組合の組合員たちは、地域の誇りにかけて高品質追求の努力を欠かさない。もともと、津南町は「スカシユリ」の球根の産地であったという。だが、1988年にオランダ産球根の輸入が自由化され、安価な球根が大量に入ってくるようになり、地域農業は大きなピンチを迎えた。その2年後に、6名の生産者が一致団結してカサブランカ切り花の生産をスタート。さまざまな苦労を乗り越え、津南町を「日本有数のユリ産地」へと押し上げた。津南町ユリ切花組合は、その精神を受け継いで活動している。

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店舗詳細

店舗名称 JA津南町
住所 新潟県中魚沼郡津南町下船渡戌125-1
営業時間 8:30~17:30
定休日 土・日