株式会社美松 ガトウ専科
新潟県長岡市 店舗カテゴリ:和洋菓子店歴史と共に歩んできた、長岡市に欠かせない菓子店。新潟らしい素材を使ったお菓子作りが特徴だ。お土産としての需要も多く、新潟の魅力をお菓子を通して県外に届けている。
長岡の歴史とともに歩む
洋菓子店ガトウ専科の始まりは、戦後「焼け野原となってしまった長岡に、家族で楽しめる場所を作りたい」という願いから生まれた喫茶店「美松」だ。当時は和菓子が主流で、洋菓子の文化も、家族団らんの場所もほとんど無かったというが、「美松」は、喫茶店・洋食店として県内はもちろん、県外にも出店するなど事業を広げていた。現在は、喫茶中心の事業から形を変え、お土産として焼き菓子などを販売するブランド「ガトウ専科」としてその名を広め、新潟県内に13店舗を展開している。長岡市では知らない人がいない、まちの歴史とともに歩んできた「美松」の風物詩とも言えるイベントが、毎年2月と11月に行われる「創業祭サンキューまつり」だ。「39(ありがとう)の和を広げていこう」というコンセプトのもと、創業当時と変わらない、1個39円(税抜)でシュークリームを販売している。シュークリームの大きさも、創業当時と同じ。イベントの時期になると、雪の舞う中、店先に長蛇の列ができるのが恒例となっている。
新潟らしい商品ラインナップ
ル・レクチェ・枝豆・雪下にんじん・米粉など、新潟らしい素材にこだわったお菓子を揃えているのが、ガトウ専科の特徴のひとつ。お土産としての利用が多いため、県外の方に新潟についてより知ってもらえるよう心がけているという。また、素材だけではなく、パッケージデザインにもこだわりが。もらって嬉しく、贈りたくなるデザインになるよう、社長自ら立ち合い、アイデアを出しているという。それらの特徴が特に現れているのが、夏花火パイ。長岡の夏の風物詩、長岡大花火大会で夜空に咲く大輪の花をイメージした商品で、全国から花火を観覧するために訪れた方がお土産として買い求めるという。花火をかたどったパイの形やパッケージのかわいらしさはもちろんのこと、サクサクとした食感とバターのコクがあと引く美味しさで、発売当初は夏季限定だったものの、人気ぶりから通年販売になったほど。30年以上前から続く看板商品となっている。
生産者紹介
代表松井秀明
長岡市出身。株式会社美松の2代目代表取締役社長。「新潟を代表するギフト菓子を作りたい」との想いから、洋菓子専門店「ガトウ専科」を立ち上げた。現在は、「ガトウ専科」に加え、喫茶の「MIMATSU CAFE」など県内に13店舗を展開。新潟の食材を使用したオリジナルの洋菓子作りをモットーとして、長岡花火をモチーフにした「花火パイ」や、新潟の特産品ル・レクチェを使用した菓子などを販売し、人気を集めている。お菓子作りのテーマは常に「新潟」を愛する洋菓子店。「手にしたお客様に新潟の魅力が伝わる、おいしくて楽しい気持ちになる洋菓子」作りにこだわり、社長自ら商品開発にも積極的に携わる。
店舗詳細
店舗名称 | 株式会社美松 ガトウ専科 |
---|---|
住所 | 新潟県長岡市今朝白2-5-15 |