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三条市下田地区でマタタビ科のフルーツ「こくわ」を使ってリキュールを製造。三条市の「新しい手土産に」と全国に発信する。

こくわ酒本舗 琥珀色の爽やかな甘みがそそる「こくわ酒リキュール」を製造

2019年12月にオープンした「こくわ酒本舗」

三条市下田地区でマタタビ科のフルーツ「こくわ」を使ったリキュールを製造する「こくわ酒本舗」。地元の山中に自生する「こくわ」の美味しさに魅了され、なんとか地域の特産品にできないかと考えた。代表の小出さんは2015年に、三条市とタッグを組んで、「こくわ」を新潟県の特産品に正式に申請。さらに、翌年には三条市が内閣府に「こくわ酒構造改革特区」の申請をして認定を受けた。そんな中、数年の試行錯誤の末、誕生したのが「こくわの実」とアルコールのみで作った「こくわ酒リキュール」だ。実を一つ一つ手で摘み、製造から瓶詰めまで全てをこくわ酒本舗で完結。「三条市の新しい手土産として発信したい」と小出さんは意気込み、村おこしの一端を担っている。

5000リットルが入る巨大タンク7つで製造

「こくわ酒本舗」では、6軒の契約農家にこくわの生産を依頼し、年間1000kg以上のこくわを用いてリキュールを製造している。水500Lに対して47.5度のアルコールを同量の500L加え、そこに500kgのこくわを投入する。巨大タンクの中で約1年寝かせることで、まろやか且つ、爽やかな香りが特徴の「こくわ酒リキュール」が完成するのだ。「こくわ」の糖度はブリックス計(糖度計)で20度にも達するため、糖分を添加しなくても「こくわ」本来の甘みで充分な糖度が確保できる。

  • こくわ酒本舗
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生産者紹介

代表:小出子恵出
代表小出子恵出

三条市旧下田村出身。地元の高校を卒業後、測量関係の仕事に就き、山陽新幹線の測量などを担当。31歳の時に独立し、測量・設計の会社を立ち上げた。その事業と並行し、村おこしの一助になればと、20年前程から地元に自生する「こくわ」の栽培を始め、試行錯誤の末に「こくわ酒リキュール」を開発。2019年に販売を始めた。地元三条市の新たな名産品として全国に発信したいと意気込む。

店舗詳細

店舗名称 こくわ酒本舗
住所 新潟県三条市大平910