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2019年5月に三条市にオープンしたベーカリー。食パンが大人気で、連日多くのお客さんで賑わう。べべまんじゅうなど、ベーカリーの枠を超えた商品開発にも取り組む。

優しさと笑顔を作るお店 べべ 老若男女問わず訪れる人気店

しっとりふわふわな食パンが大人気のベーカリー

三条市にある「優しさと笑顔を作るお店 べべ」は、2019年5月にオープンしたベーカリーだ。店名の「べべ」は、新潟弁で服を意味する「べべ」に由来。「同店の商品も服と同じように、各家庭にあたりまえにある存在になりたい」との想いが込められている。店内には、ライ麦食パン、ラスク、フルーツサンドなど、たくさんの種類のパンが陳列されている。中でも一番人気は「食パン」。なんと、平日で1日約200斤、土日で1日約400斤売れる人気ぶりだ。また、同店の食パンだけを買いに、市内外問わずたくさんのお客さんが訪れる。その人気の秘訣は、「しっとり感」と「ふわふわ感」。パン生地に水分を、綺麗に焼き上がる限界まで入れることで、この食感を実現した。また、焼く際もしっとり感を損なわないように、季節の温度の変化に応じ、焼く温度を調整している。通常の食パン以上に、しっとり、ふわふわに仕上がるのだ。

ベーカリーの枠を超えた商品開発への挑戦

「優しさと笑顔を作るお店 べべ」は、パンだけではなく、「べべまんじゅう」という水まんじゅうも製造している。開発のきっかけは、偶然くず粉をもらったこと。「他のお店にはない商品づくりやお店作りをしていきたい」と考えていた川村さんは、パンを含めくず粉を使った商品を考えていた。その時、三条市が販売している天然水「千年悠水」に出会う。「千年悠水」は、三条市の山間地「下田地区」で採れた良質な天然水を商品化したもの。「軟水で、美味しい天然水なのに、あまり知られていないのはもったいない」と感じた川村さんは、くず粉と千年悠水を使った商品開発に着手。試行錯誤の結果、一番くず粉と千年悠水の良さを活かせる「水まんじゅう」の製造にたどり着いたのだ。「今後は、水まんじゅうをはじめ、パンにとらわれない商品づくりに取り組みたい」と、将来展望を語ってくれた。

  • 優しさと笑顔を作るお店 べべ
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生産者紹介

代表:川村和也
代表川村和也

三条市出身。高校卒業後は、県内の製菓・製パンの専門学校に進学。卒業後は、三条市の人気ベーカリー「サン・フォーレット」に就職。12年間、パンの製造を中心に、接客や商品開発、生地仕込みの責任者などを経験した。2019年5月に「優しさと笑顔を作るお店 べべ」を創業。「自分の店を持つことを目標としていました」と川村さん。「オープン当初から、列を作るくらいお客さんで賑わっていたことを、鮮明に覚えています」とオープン当時を振り返る。現在では、パンのほかに、水まんじゅうなど新たな商品開発も模索している。「他のお店にはない商品・お店作りなど、常に新しいことにチャレンジしていきたい」と今後への意気込みを語る。

店舗詳細

店舗名称 優しさと笑顔を作るお店 べべ
住所 新潟県三条市南四日町2-12-13-1