柳きのこ農園
新潟県柏崎市 店舗カテゴリ:農家・農業法人刈羽黒姫山の麓にあるきのこ農家。小規模経営で、細かいところまで目の行き届いた衛生管理・水やり・温度管理を心がけ、食べごたえのある肉厚のしいたけを育てている。
しいたけを主力とするきのこ農家
柳きのこ農園は、柏崎市でしいたけを菌床栽培する農家。肉厚で旨味がたっぷりと詰まったしいたけは、市内の直売所で人気が高い。リピーターからは「ぷりぷりで美味しい」「食べごたえがある」と評判だ。農園がある刈羽黒姫山の麓は、市街地から約20Kmはなれた自然豊かな山間地にある。栽培する場所は、代表の柳良公さんの両親がかつて営んでいた小売商店。越後大沢簡易郵便局に隣接している。柳さんは、「その旧商店を活用しています。しっかりとした外壁があるので、雨風にも強く、また温度管理をしやすいです。虫の被害も受けにくいんですよね」と、語る。栽培に適した場所で育てるからこそ、立派で高品質なしいたけに仕上がるのだ。
徹底した「水やり」と「間引き」
代表の柳さんに話を伺う中で、栽培の方法にも工夫があることがわかった。たとえば、「水の管理」。しいたけをはじめとするきのこ類は、とにかく湿気を好む。そのため、大きく育つまでは乾燥しないように、毎日1〜2回の水やりが欠かせない。シャワーで、全体にまんべんなく与えるのがコツだ。「大きくなってからは逆に水やりを控えます。品質が落ちる原因にもなってしまうので、与えすぎは禁物なんです」と、柳さんは教えてくれた。また、「量より質」を追求する柳きのこ農園では、「間引き」も重要な作業の一つだ。適度に間引きをすることで、大きさのばらつきをなくすのはもちろん、品質にも良い影響を与える。間引いた際の残ったしいたけに、必要な養分がしっかり行き渡るので、より大きくて肉厚に育つのだ。さらに、柳さんは、「間引きをしないと、しいたけ同士がぶつかり合って潰れてしまうんです。綺麗な形に育てるためにも、大切な作業なんですよね」と、その重要性を強調した。
生産者紹介
代表柳 良公
柏崎市出身。大学卒業後、約30年間公務員として働く。退職後、きのこ農家として就農した。「退職後は、何か違うことに挑戦してみたいなぁって思っていました。両親の家庭菜園の手伝いから農業で作物を栽培する楽しさを知り、きのこ栽培をやってみることにしたんです」と振り返る。両親が営んでいた商店を利用して、しいたけを菌床栽培している。「目指すのは、肉厚のしいたけ。思い通りに育ってくれない時はもどかしいですが、やっぱりお客さんに喜んでもらえるのは嬉しいですよね。だから、毎日の料理に使ってもらえるような美味しいしいたけを、これからも作っていきたいです」と、柳さんは語った。
店舗詳細
店舗名称 | 柳きのこ農園 |
---|---|
住所 | 新潟県柏崎市大字大沢218-5 |