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南魚沼市の中でも山深い五十沢地区にある農業法人「ひらくの里ファーム」。データと栽培管理を活かした米作りで、高品質な米の栽培と広大な田んぼの保全の両方に挑戦する。

ひらくの里ファーム株式会社 地域みんなの力を合わせて地域の未来を切り拓く!

魚沼の農業を未来につなぐべく設立した農業法人

南魚沼市にある「ひらくの里ファーム」は、米を中心に栽培している農業法人。ほかにも、地域特産の大玉・小玉スイカやメロン、カリフラワーなども育てている。事務所に併設した直売所では、自分たちの農作物に加えて、地元農家から仕入れたウリやカボチャなども販売している。設立のきっかけは、代表を務める青木さんの大学時代の経験からだった。当初、海外の農業を研究していた青木さんは、タイやバングラデシュといったアジアの国々に訪れていた。海外を旅するうち、日本の農業を知らない自分に気づいて勉強を開始。すると、出身地の魚沼地方の稲作が産業として素晴らしいことを実感したという。大学を卒業後、祖父から農地を受け継いで独立。しかし、高齢化が進む農家事情を鑑みると、地域に残される広大な田んぼを維持するためには個人では難しいと考え、法人化することを決意。地域の農家へ呼びかけてメンバーとなってもらい、2017年にひらくの里ファームを設立した。

米の高品質と地域保全の両立を追求する

ひらくの里ファームは、「地域の未来を切り拓く」を信条に活動している。南魚沼市の五十沢地区には約600haもの広大な田んぼが広がっているが、地域出身の若者は数えるほどしかいないという。「今後は地域外からもスタッフを募るために、誰でも安定して美味しい米を作れる体制が必要」と代表の青木さんは語る。そのために実践しているのが「データの活用」だ。各田んぼの土壌の分析結果を基に、青木さんが土壌医「土作りマスター」の知識を生かして最適な肥料をブレンド。栄養素に満ちた田んぼを作り上げる。さらに、農林水産省が推奨する農業生産工程管理手法の「JGAP(ジェイギャップ)」を導入している。国のガイドラインに基づいた食品安全・環境保全・労働安全にまつわる工程を管理することで、生産のルールを統一できるためだ。こうして作るひらくの里ファームの米は、すべてが高品質で高い人気を誇っている。

  • ひらくの里ファーム株式会社
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生産者紹介

代表取締役:青木拓也
代表取締役青木拓也

南魚沼市出身。祖父が兼業農家であったことから、東京農業大学へ進学。しかし、当初は農業に携わるつもりがなく、国際農業開発学科にて海外の農業についての研究をする。さらに、青年海外協力隊を目指し、タイの有機農場でファームステイをしたり、バングラデシュの調査に訪れたりと、自主的に活動していた。海外を旅するうちに、日本の農業について何も知らない自分に気づき、国内の農業についても勉強を開始。出身地の魚沼地方の稲作産業がいかに優れているかを実感した。大学を卒業後は2年間の農業研修を受け、祖父から農地を譲り受けて独立する。管理を委託される田んぼが増えるにつれ、地域農業を支えるためには組織で運営しなければならないと考え、2017年にひらくの里ファーム株式会社を設立した。

店舗詳細

店舗名称 ひらくの里ファーム株式会社
住所 新潟県南魚沼市山谷278
営業時間 8:30~17:30
定休日 日曜・祝日