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江戸時代中期、長岡藩の城下町で創業した「柏露酒造」。激動の時代を乗り越えて先人の想いと技術を守り続け、「多くの人に喜んでもらえる美味しい酒」を提供する。

柏露酒造株式会社 数々の困難を乗り越えてきた力強い酒蔵

いくつもの困難を乗り越え守り抜いた伝統

柏露酒造は、長岡藩御用商人であった山崎家が、1751年(宝暦元年)に「越中屋」として酒造業を開業したのが始まり。長岡は古くから城下町として栄えており、越後の良質な米が集まる、酒造りに適した土地であった。1882年(明治15年)には、長岡藩主「牧野家」の酒造蔵を譲り受け、同家の「三つ柏紋」と銘柄名「柏露」を継承することになる。順風満帆な柏露酒造であったが、1894年(明治27年)の「長岡市大火」により酒造場が焼失。さらに、1943年(昭和18年)には第2次世界大戦下による統制令で、なんと一度は廃業にまで追い込まれた。そんなたび重なる困難がありながらも、戦後に会社を設立し、江戸中期から続く酒造りを再開。創業当時から一貫している「多くの人に喜んでもらえる美味しい酒を造る」をモットーに、現代までその伝統を受け継いでいる。

受け継がれてきた技術と科学的アプローチ

1882年にその名を継承してから、現代まで造り続けてきた代表銘柄「柏露」。創業当時から培ってきた技術を土台に、科学的なアプローチを取り入れながら醸造している。商品開発室を設置し、工程別のデータ化や香味成分の研究にも注力。商品開発の際には、蔵人だけでなく社内の一般部署の方にも意見を求めているという。このような、さまざまな意見に耳を傾ける風通しの良い社風が、さまざまなニーズに合わせた商品開発につながっている。そんな積極的に新しいことに挑戦する現場には若い蔵人が多く、活気に満ちている印象だ。近年では、枠にとらわれない「若者の感性」と、杜氏が持つ「長年の経験」を融合させ、幅広い世代に愛される日本酒を醸している。

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生産者紹介

杜氏:野田晋一郎
杜氏野田晋一郎

福島県福島市出身。小学校時代を過ごした長岡市の「柏露酒造」へ入社し、酒造りから出荷までのすべての業務を経験した。2017年「一級酒造技能士」に合格、2018年「南部杜氏試験」に合格。その翌年から、杜氏として同社の酒造りを牽引している。「自分の蔵の立ち位置を見失わないように、ほかの蔵の日本酒を飲んで日々研究しています」と野田さん。目指すのは、新潟の地酒らしい「淡麗辛口ど真ん中」。これからも直球勝負で日本酒造りに打ち込んでいく姿勢を見せてくれた。

店舗詳細

店舗名称 柏露酒造株式会社
住所 新潟県長岡市十日町小島1927