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「モノにエンターテインメントを。」がコンセプトのソーシャルデザイン企業。グッドデザイン賞を受賞した「メタルケース」は、国内はもちろん、海外からの評判も高い。

MGNET(マグネット) セレクトショップ「FACTORY FRONT」を併設

ものづくりの町・燕三条のソーシャルデザイン企業

燕三条は、「ものづくりの町」として知られる地域。毎年秋に行われる「工場の祭典」では、日本国内だけではなく、世界各地から多くの人が訪れる。そんな燕三条を拠点にするソーシャルデザイン企業「MGNET(マグネット)」。2011年に「武田金型製作所」の子会社として設立された会社だ。「モノにエンターテインメントを。」をコンセプトに、ものづくりにとってより良い環境づくりを行う。具体的な仕事は、商品のブランディングをしたり、つくり手である「工場」と企業のマッチングをしたりとさまざま。名刺入れとして使える「メタルケース」をはじめ、自社のオリジナル商品も多数展開する。また、社屋にはセレクトショップ「FACTORY FRONT(ファクトリーフロント)」を併設し、燕三条を中心とした全国各地のものづくりを発信している。

名刺入れを通して、日本のものづくりと文化を世界へ

今でこそ、MGNETを代表するアイテムとして成長した金属製名刺入れ(メタルケース)。2005年に、親会社である「武田金型製作所」の新商品として誕生した。MGNET代表・武田修美さんは、「武田金型製作所に入社した当初、代表である父親から『名刺入れを作るから売ってこい』と、突然言われたんですよ」と、当時を振り返りながら笑う。そこで武田さんは、前職で営業マンをしていた経験を活かして、自分なりのストーリーを添えて名刺入れを発信することにした。「今までに名刺交換をしてきた人たちを思い返しても、名刺自体にこだわる人はいても、名刺入れまでこだわっている人は少ないんですよね。周りと差別化したい人にとって、これは刺さると思ったんです」と、武田さん。さらに、「名刺交換」という日本ならではの慣習を発信することで、日本のものづくりと文化を世界に広めている。

さまざまな出会いを繋ぐブランド「FOR」

MGNETのメタルケースは、2017年にグッドデザイン賞を受賞。当時「mgn(エムジーエヌ)」というブランドで展開していたが、さらに世界へ届けていくためのリブランディングを決意した。2018年、自社ブランド「FOR(フォー)」を立ち上げ、その第一弾プロダクトとしてメタルケースを発表。ブランドマネージャーの小林倫子さんは、「高度な加工技術により磨きをかけて、美しく上質かつファッショナブルなアイテムに一新しました。工場生まれのプロダクトですが、かっこよさで手に取ってもらえたらうれしいですね」と語る。ちなみに、ブランド名の「FOR」には「人と人・人ともの・人と場所、数多の出会いを繋ぎ寄り添う」という意味が込められているそうだ。

  • MGNET(マグネット)
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  • MGNET(マグネット)
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生産者紹介

代表:武田修美
代表武田修美

燕市出身。自動車メーカーで営業マンとして働いたのち、父親が経営する「武田金型製作所」に入社。オリジナル商品である名刺入れ(メタルケース)の売上向上に注力する。2011年、武田金型製作所の子会社として、ソーシャルデザイン企業「MGNET」を設立。「ものづくり」「ことづくり」「まちづくり」という3つの事業を軸に、ものづくりにとってのより良い環境づくりに取り組んでいる。2018年、自社ブランド「FOR」を立ち上げ、リブランディングしたメタルケースを発表。「今後、FORに力を入れていきたいです。いつか海外にお店を出したいですね!」と、意欲を見せる。

店舗詳細

店舗名称 MGNET(マグネット)
住所 新潟県燕市東太田14-3