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燕市にて800年以上続く米農家。「一口食べて笑顔になれるものを!」という思いのもと、大粒で旨味が抜群のコシヒカリを栽培。県から特別栽培の認証を受けている。

ひうら農場 弥彦山を背負って。親子2代で決めポーズ

県の認証を受けた特別栽培米

ひうら農場は吉田本町にある米と野菜の農家。その歴史は800年以上とじつに古い。現在は27代目の樋浦幸彦さんと息子の彦哉さん親子が受け継ぎ、コシヒカリを主力に栽培している。モットーに掲げているのが、「一笑百姓(いっしょうひゃくしょう)」。樋浦さんは、「一口食べて笑顔になるおいしさと、一口食べて体が喜ぶ栄養、そして、一生涯百姓として生きる覚悟を示しています。当農場の家訓みたいなものですね」と、優しく笑う。農薬と化学肥料の使用量を地域慣行の半分以下に抑え、県が定めた特別栽培の基準を守って栽培している。こだわりの米は大粒で、炊き上がりの粘りが絶妙。噛むほどに増す甘みが美味しい。

ブランドきゅうり「もとまちきゅうり」

燕市の吉田本町は、県内屈指のきゅうりの産地。この地域で栽培されるものは「もとまちきゅうり」と呼ばれ、年間300t以上生産されている。さわやかな香りで、やわらかい食感と強い甘みが魅力。野菜も手がけるひうら農場でも、もちろん栽培をしている。同農場のきゅうりはみずみずしさが抜群だ。また、生産農家組合「本町そ菜出荷組合」にも参加。「もとまちきゅうり」の認知度向上や小学校の社会科見学の受け入れなど、地域貢献に努めている。

燕に再び地酒を。酒米「五百万石」の栽培

ひうら農場は食用の米のほか、2020年頃から酒米も栽培している。その背景について、27代目の樋浦さんは、「燕には以前、酒蔵があったんですが、今は無くなってしまいました。地元の原料を使った酒が無いのは寂しいですよね。『だったらオレが酒米を作って、地酒を復活させよう!』と思ったのがきっかけです」と、振り返る。思い立った樋浦さんは「五百万石」を栽培し、隣村の弥彦酒蔵に酒米を持ち込み、協力を仰いだという。そうして誕生したのが、純米吟醸酒「haretoke(ハレトケ)」だ。「ハレの日(おめでたい日)も、ケの日(日常の普通の日)も、ものづくりの町・燕で働く皆さんの活力になってほしい。そんな思いが込もっています」と、樋浦さん。甘くも辛くもないほど良い味わいは、幅広い世代から人気を集めている。

  • ひうら農場
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生産者紹介

27代目:樋浦幸彦
27代目樋浦幸彦

燕市にて、米農家の長男として生まれる。東京の農業大学を卒業後、地元にUターンした。2000年に27代目として就農。農薬と化学肥料を抑えた特別栽培の米作りに挑戦している。「せっかく作るなら、安心して食べられる美味しいものを目指して、手探りで頑張っています。農業はまだまだわからないことが多い。宇宙くらい未知の世界ですね」と、笑う。そんな樋浦さんが掲げるキャッチコピーは、「一笑百姓」。800年以上続く農家として、「一生百姓で生きていきたい」という決意の意味もあるという。

店舗詳細

店舗名称 ひうら農場
住所 新潟県燕市吉田本町1064