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料亭が多い村上市で、代々続く鮮魚店。確かな目利きで仕入れた鮮魚を、切り身や漬け魚に加工して販売。中でも地元の特産品「塩引き鮭」は、県内外に多くのファンを持つ。

マルト鮮魚 「清潔・正確・誠実」がモットー

「どじょう」からはじまった水産加工業

村上市はかつて城下町として栄え、多くの料亭が立ち並んでいた。今でもその面影が残る村上市で鮮魚店を営んでいるのが「マルト鮮魚」。初代は、もともと料理人だったという。4代目代表・佐藤隆司さんは、「初代は、私の曽祖父になります。料理人だった初代が、どじょうをさばいて販売したことがはじまりです。次第に鮮魚を扱うようになり、地元の料亭や旅館に卸していました」と語る。1980〜90年代、地元の大手スーパーとの取引をきっかけに、鮮魚を切り身に加工して卸すようになる。その後、村上市の特産品「塩引き鮭」や「鮭の味噌漬け」など、加工品の製造・販売を開始。現在は、全国に商品を届けている。

清潔な加工場で鮮度を保って素早く加工

マルト鮮魚のモットーは、「清潔・正確・誠実」。そのため、加工場は常にきれいな状態に保てるよう、衛生面に気を配っている。「取引先の方がいらっしゃった時、加工場のきれいさを褒めていただけると、うれしいですね。うちでは特に気を付けている部分なので。やっぱり、きれいな場所で加工されたものを食べたいじゃないですか」と、代表・佐藤さんは笑う。隅々まで清掃され、管理が行き届いた加工場では、鮮魚の加工をスピーディーに行えるのも利点。新鮮な状態で素早く加工することで、出来るだけ美味しさを損なわずに出荷できるのだ。

昔ながらの寒風干しで仕上げる「塩引き鮭」

マルト鮮魚の看板商品は、村上市の特産品として知られる「塩引き鮭」。冬に旬を迎える鮭を長期保存するために、塩を擦り込んで干し上げた保存食だ。「噛むほどに旨味が溢れる」と評判の美味しさ。その秘密は、冬の寒い風で「寒風干し」していること。11月末〜12月にかけて、加工場の屋上で自然の風に当てながらじっくりと干し上げている。こうすることで、旨味がぎゅっと詰まった味わいに仕上がるという。また、マルト鮮魚では低温乾燥機を導入することで、冬の味覚「塩引き鮭」の通年販売を可能にしている。温度や湿度を管理しながら、自然の風を再現。「寒風干し」した塩引き鮭に限りなく近い味わいに仕上げている。

  • マルト鮮魚
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生産者紹介

代表:佐藤隆司
代表佐藤隆司

村上市出身。マルト鮮魚の4代目として生まれる。大学卒業後、当時の築地市場でマグロの仲買人として経験を積む。2001年に地元に戻り、マルト鮮魚へ入社。「目指しているのは、お客様に『美味しい』と言っていただくこと。そのために、良い原料を仕入れて、鮮度の良い状態をキープしながら加工しています」と、力強く語る。佐藤さんの確かな目利きで仕入れた鮮魚の加工品は、地元のスーパーや飲食店をはじめ、全国各地に出荷されている。「お客様・商品・社員に真摯に向き合うことをモットーに、これからも自信を持って届けられる商品を作りたいと思います」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 マルト鮮魚
住所 新潟県村上市庄内町524