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地域から愛される、新潟市北区の精肉加工会社。新潟ブランド「村上牛」「新発田牛」などを取り揃えつつも、ブランド肉にこだわらず「ほんとうに美味しいお肉」を提供する。

肉のよしや 旧商店街にある本店。ここから美味しいお肉を出荷

お客様の細かな要望に対応する「肉のよしや」

肉のよしやは、新潟市北区にある精肉加工会社。本社とは別に、豊栄地区の工業団地に大規模なミートセンターを、葛塚地区に小回りの効く加工場を持ち、大ロットの卸取引から、小ロットの受注生産まで幅広く対応している。ときには、「ゴルフコンペの景品に利用したい」という要望を受けることもあるという。じつは、枝肉から少量のお肉だけを切り出すのは大変なこと。仕入れた分をすべて使いきれた方が、作業も管理もかんたんだ。しかし、代表の金子さんは、これを快く引き受けるという。その姿勢から、精肉工場でありながら、地域密着で営業していることがわかる。この企業精神は、よしやのルーツにあるのかもしれない。同社は、1965年頃、豊栄地区の精肉小売店、いわゆる「町のお肉屋さん」として創業。当時から評判が良く、わずか5年ほどで店が手狭になり、同じく豊栄地区にある商店街に移った。この店舗では、お肉のみならず、野菜や果物なども取り扱い、大きな人気を呼んでいたという。こうした接客業を祖業としているからこそ、事業が大きくなっても、地域に愛され、親しまれる会社でありつづけられるのだろう。

「ほんとうに美味しいお肉」を提供

新潟県は、豚肉の消費量が多い県。肉のよしやでも、豚肉を中心に生産しているという。次に多く注文を受けるのが鶏肉。最後が牛肉だ。豚肉では、新潟県北部の豊かな自然で育った「岩船豚」などを、牛肉では、村上市のみで生産される「村上牛」や、2021年に認められたばかりの「新発田牛(しばたうし)」などを取り扱っている。こうした人気の地元ブランド肉をしっかりと仕入れつつも、肉のよしやのこだわりは「肉の品質」にあるという。「肉というのは、一頭一頭で品質がまったく違います。これを見極め、美味しくカットできるのが、私たち職人です」と代表の金子さんは語る。ブランド肉というのは、たしかに高品質なものが多い。しかし、「A5ランクだから上質」というわけでもないという。事実、近年では「脱A5」を掲げる飲食店や精肉店も増えているようで、料理や要望にあわせた肉を提供する「オーダーカットの店」が人気を集めている。「肉の目利きは、ほんとうに難しいです。外見を観察しただけでは、なかなか品質を確かめられません。触って、切って、肉に毎日触れ合うプロだからこそ、ほんとうに美味しいお肉を提供できると思います」と金子さんは語ってくれた。

  • 肉のよしや
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生産者紹介

代表:金子義和
代表金子義和

新潟市北区出身。株式会社よしやの3代目として生まれる。高校生の頃から家業を手伝い、肉のさばき方を学び、大学卒業後は、茨城県の食肉専門学校にて、食肉加工業の基礎を厳しく叩き込まれた。その後、株式会社よしやに就職。それから30年以上、営業・現場を兼任しながら、目利きを養ってきた。2021年、社長就任。これからのよしやについて伺うと、「肉屋であることに、こだわらない」という意外な答えが返ってきた。「頑固になると、どうしても視野が狭くなってしまいます。私は、ほんとうに美味しいものを追求したいんです。そのためには、肉屋であることすら、こだわらない会社でありたいと、よく話しています」とのこと。「美味しい」を提供するために、常にフラットでありたい。そう語る金子さんの真っ直ぐな目は、お客様に対する真摯な姿勢を表しているようだった。

店舗詳細

店舗名称 肉のよしや
住所 新潟県新潟市北区葛塚3463