越後 味いちば船栄
新潟県長岡市 店舗カテゴリ:飲食店新潟県産の海産物や地酒を提供する居酒屋など、県内外に10の飲食店を展開する企業。接客や営業、あらゆる時も、人との縁を大切にし、飲食を通じて地域に活力を与えている。
海鮮居酒屋を中心に10店舗を展開
船栄は、新潟県長岡市に拠点を置く総合飲食業の企業。海鮮居酒屋「壱勢(いっせい)」「船栄」や、かに料理専門店「甲羅」など、2021年現在、新潟県内外で10店舗展開している。1976年に、創業者の小船井チイさんが小千谷市で飲食店をオープンしたことに始まる。創業以来、「お客様の喜びが私たちの喜び」を経営理念として掲げる同社。安心・安全で美味しい食を提供するだけでなく、人との縁を大切にした接客が好評だ。来店者を楽しませるためにエンターテイメント性を持たせ、食事を満喫できる空間と時間を提供している。仕事帰りのサラリーマンが集う居酒屋、休日に家族連れでにぎわうファミリーレストラン。店舗ごとにさまざまな顧客のニーズに応え、飲食を通じて地域に活力を与えている。
地産地消にこだわり、地域経済を潤す
新潟県内外で10の飲食店を運営する船栄。漁港で水揚げされたばかりの新鮮な地魚を中心に、県産牛や新鮮野菜など地産地消にこだわった料理を提供する居酒屋やレストランが、地域で長年親しまれている。しかし、2020年に新型コロナウイルス禍が全世界を襲った。飲食業界は特に強い打撃を受け、船栄も例外ではなかった。商品課の滝沢磨司さんは生産者のもとを訪ね「自分たちも苦しいが、漁師さんや他の業種の人たちも苦しい」と知った。地域とともに活路を見出そうと、魚を買い付け、通販用の商品開発に乗り出した。「新鮮な魚を、家でも食べて楽しんでもらいたい」と、居酒屋を運営してきたノウハウを生かして、調理トレーナーの宮本崇さんとともに試行錯誤を繰り返している。新潟の経済のために、船栄は新たな挑戦を続けていく。
生産者紹介
調理トレーナー宮本崇
石川県出身。高校卒業後に上京し、寿司職人の道へ進んだ。東京の有名寿司店で腕を磨き、寿司職人が技術を競う全国大会などで入賞するなどしてきた。1994年に子育てのため、妻の実家がある長岡市へ転居し、船栄に入社した。同社が運営する飲食店に勤務し、新潟市や長岡市の店舗で料理長を経験した。2017年に自身が体調を崩して第一線から退き、現在は商品課で通販用の新メニュー開発や、トレーナーとして後進育成などに携わる。「お客さんに喜んでもらうために、料理を良くしていこう」という信念は、寿司職人の頃から変わず持ち続ける。商品開発で、社内から厳しい意見を受けても、一つ一つに耳を傾け、真摯(しんし)に料理と向き合い続ける。「苦しい時もあるけど、商品が完成した時の喜びは格別。家で食べて、笑顔になってもらいたいです」と自信に満ちた笑顔を見せてくれた。
店舗詳細
店舗名称 | 越後 味いちば船栄 |
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住所 | 新潟県長岡市大荒戸町859-5 |