ドイツ仕込みの生ハム

食肉加工専門店「へんじんもっこ」から、本場ドイツ仕込みの生ハムをご紹介します。現地で4年間修行した代表が学んだ製法を、ほぼそのまま再現しました。特徴は、スモークすること。1ヶ月以上塩漬けした豚のもも肉を、火が通らないよう、低温の煙でじっくりと冷燻します。味付けは、肉の旨味を活かして最小限に。余計なものは極力入れないという、ドイツのシンプルな考え方が反映されています。素材の味をご堪能ください。

製法は同じでも、ドイツと佐渡の生ハムには違いがあるそう。「佐渡は湿度が高く、しっとりと仕上がるんです。佐渡の風土が生み出した、独自の味わいだと思います」と話す、代表の渡邊さん。また、材料にも違いがあります。「ヨーロッパではどんぐりやバターを餌にした豚を使用しますが、うちでは食物繊維・ミネラルが豊富なヨモギや海藻などを食べた『つなんポーク』を使います。脂肪が甘くて日本人に合う優しい味なんですよ」と、教えてくれました。

「へんじんもっこ」とは、佐渡の方言で「頑固者」という意味の言葉です。昭和後期から頑固なまでにこだわって作ってきたソーセージやサラミは、ドイツで行われる国際コンテストで数々の賞を受賞している逸品。代表・渡邊さんは、本場ドイツで4年間の修業を行い、ドイツ公認の食肉加工国家資格「ゲセレ」を取得しました。小さな島国から、世界に誇る絶品を提供しています。