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加茂市で農業を行う青木農園。きのこ、米の栽培を主に行う。全国でも生産者が少ない希少品種のしいたけを取り扱い、品評会で金賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

青木農園 経験を積み重ね、美味しさを追求する

一歩一歩踏みしめて行う農業

加茂市できのこや米を栽培している「青木農園」。代表の青木さんを始めとする約5人で農業を行う。6年ほどの経験を経て、2012年に独立した。
「青木農園」という名前には、青木さんの信念や、農業へ向き合う姿勢に関する意味が込められている。作物を美味しく育てることは、一朝一夕では上手くいかず、多くの経験を積む必要がある。未経験で農業を始めた青木さんにとって、まずはやってみることが重要なのだという。基本の土台を作るように、一歩一歩、「踏み踏み」と足場を固めているのだ。やってみたことがたとえ失敗しても試行錯誤を繰り返し、経験を積み重ねて来たことで、現在では高品質な農作物を栽培できるようになった。

肉厚で大ぶりな希少品種のしいたけを栽培

青木農園が作る農作物の過半数を占めているのが「きのこ」だ。しいたけやひらたけ、なめこ、きくらげなどを取り扱っている。その中でも、しいたけ栽培に力を入れており、専用のハウスは5棟にも及ぶ。農園に多種ある品種の中でも一押しなのは、全国的に生産者が少ないという「希少品種のしいたけ」。笠が大きく、肉厚で歯ごたえが良いことから、農園で一番の人気を得ている。栽培は、「安心・安全・美味しい」を目指し、日々丁寧な管理を徹底。温度や湿度をきめ細かに管理し、完全無農薬の菌床栽培に加え、収穫後の放射性物質検査で安全を確認している。こだわって作ったしいたけは、社団法人新潟県特用林産振興協会が主催するきのこ品評会で金賞を2度受賞。多くの人が太鼓判を押す品質だ。

経験を積み重ね、成長を続けていく

きのこを作る上で必ず余ってしまう「時期が終わった菌床(廃菌床)」は、田畑への肥料として再利用が可能である。菌床の原料であるおがくずやふすまが、土壌にいる微生物の活性化を促すのだという。現在は知人の農家に引き渡しているものの、今後は自社でも取り入れていく予定だ。無農薬の廃菌床を使い、自然の力を最大限に利用したエコ農業に挑戦する。未経験でも試行錯誤を繰り返し、次の一歩を果敢に踏み出す青木さん。「踏み踏み」と日進月歩し、より良い農作物の栽培を目指していく。「手間暇かけて育てたきのこや米の美味しさを、もっと多くの人に届けたい」と意気込みは十分だ。

  • 栽培ハウス内 栽培ハウス内
  • 菌床しいたけ 菌床しいたけ
  • しいたけの選別 しいたけの選別
  • 菌床ひらたけ 菌床ひらたけ

生産者紹介

代表:青木博文
代表青木博文

加茂市出身。30歳で農業を開始し、栽培に楽しさとやりがいを感じたことから、35歳頃に独立。現在はきのこや米などを主に取り扱う。きのこは環境整備などに手間がかかり、栽培は難しいが、思った通りのきれいなきのこが作れた時に一番のやりがいを感じるという。特に自慢のしいたけは、社団法人新潟県特用林産振興協会主催の品評会で金賞を受賞。「自分が作ったきのこが美味しいと評価されることが嬉しい」と語る。品質を追求するたびに挑戦の連続ではあるが、より美味しい作物を提供するために、経験を積み重ねていく。

店舗詳細

店舗名称 青木農園
住所 新潟県加茂市加茂新田6243番地