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県の最南端に位置する津南町で専業農家を営む「金子農園」。雄大な自然に囲まれた豪雪地帯の特性を活かして、雪下にんじん、アスパラガス、枝豆などの農作物を栽培する。

金子農園 農作物に合った「土づくり」に力を入れる

河岸段丘が自慢の津南町で農業に励む

全国でも名高い「魚沼産コシヒカリ」で知られる魚沼地方の津南町で農家を営む「金子農園」。新潟県の最南端に位置する津南町は、苗場山や山伏山、信濃川といった雄大な自然に恵まれ、日本一の「河岸段丘」としても有名だ。この地形は昼夜の寒暖差が大きく、四季の移り変わりが豊かで、農産物を育てるには最適な土地。また、県内でも有数の豪雪地帯でもある津南町は、豊富な雪解け水が手に入る。金子農園では、近隣の山からひいたクリアな水を使用している。現代表の金子龍也さんは2代目で、もともとは祖父が始めた農園だった。現在では、祖父の代から行っていた野沢菜(のざわな)の栽培に区切りをつけ、津南町の雪深さを活かした「雪下にんじん」のほか、アスパラガス、枝豆、コシヒカリなど、さまざまな農産物を栽培している。

耕し方にこだわった「土づくり」

土づくりにおいて重要なポイントは「耕し方」だという金子さん。津南町一帯の土壌は「固い赤土(あかつち)」のため、定期的に耕して土をリフレッシュさせる必要があるという。土を耕すためのトラクターにもこだわっており、深さ50センチまで耕せるイタリア製のものを愛用中。固い層を壊しながら空気を入れてやわらかく耕された土は、微生物の働きが活性化して栄養価が高くなるほか、水はけも良くなるそうだ。こうした健康な状態の土壌で育つ作物は、発育もよく旨味が凝縮される。また、土づくりに使用する肥料は、津南町が作っている「津南堆肥」や牧場から分けてもらっている牛糞。有機質肥料を使用することで、よりふかふかでやわらかい土に仕上がる。さらに金子農園では、畑の健康診断のようなものだという「土壌分析」を毎年欠かさず行っている。土壌分析を行うことでそれぞれの畑の成分を把握でき、作物の特性によって適切な土づくりをすることができるそうだ。

  • 金子農園
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生産者紹介

2代目:金子龍也
2代目金子龍也

津南町出身。もともと祖父が農業をやっており、その農地を受け継ぐ形で就農。父は農家を継いでおらず、自分がやるしかないと就農を決意したという。「もともと小学生の頃からじいちゃんの手伝いをしていました。次第に、農家っていいなという思いが生まれてきました」という金子さん。祖父に農業の基本を教わりながら、自分なりの土づくりを行っている。「周りから認めてもらえるような農家になりたい。今後は、さらに規模を拡大したい」と、さらなる目標を掲げている。

店舗詳細

店舗名称 金子農園
住所 新潟県中魚沼郡津南町大字谷内3183