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関川村にある農家民宿おくやまは、自家製のどぶろくと、自家栽培の米・野菜を使ったマクロビオティック料理を堪能できる宿。食の安全や美味しさをとことん追求している。

農家民宿おくやま 奥山夫妻の夢を実現した農家民宿

自然栽培米づくり・どぶろく醸造に取り組む農家

新潟県北部の岩船郡関川村にて、コシヒカリを中心とした米を栽培するかたわら、民宿業も営んでいる「農家民宿おくやま」。「自家栽培米を使ったどぶろくを作りたい」と考えていた代表の奥山さんが、どぶろく製造免許を取得するため、2014年に農家民宿を開業した。民宿を始めたことで「どぶろくの製造」はもちろん、「自分で育てた米・野菜を料理して提供したい」という、妻の晴子さんが抱いていた夢の実現にもつながった。今では、晴子さんが作るヴィーガン料理を求め、泊まりに来るお客さんが多いと話す。また、代々続く米づくりでは、肥料と農薬を使わずに育てる農法「自然栽培」にも取り組んでいる。除草など手間がかかるため農作業は大変というが、食の大切さを実感しているからこそ、自然の恵みを最大限生かした米づくりにこだわっている。

美味しさに妥協しないどぶろく造り

奥山さんがどぶろく造りをはじめたのは、豪雪の関川村で冬に自宅でできる仕事を探していたことがきっかけ。2014年から独学で造りはじめ、なんと、全国どぶろくコンテストに入賞することができた。しかし、奥山さんはさらなる美味しさを求め、「最優秀」受賞者に醸造のポイントを教わるなど、品質向上の手を緩めることはなかった。奥山さん曰く、美味しさの秘密は「低温発酵」させること。細やかな温度管理で、酸度とアルコール度数が一気に上がらないよう調整しながら、麹を糖化させて甘味を引き出すのだ。「これからも試行錯誤を繰り返しながら、美味しいどぶろく造りにこだわりたい」と奥山さんは語る。

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生産者紹介

代表:奥山政行
代表奥山政行

関川村出身。高校を卒業後、新潟市内の運送会社に勤務。24歳からは、大型トラックの運転手として勤めながら、実家の農業を引き継ぐ。その後、32歳で農業一本に専念するをこと決断。妻の晴子さんと結婚してからは、「米の自然栽培」にも取り組み始めた。どぶろく醸造をはじめたのは2014年から。研究熱心な性格も手伝い、4年後には「全国どぶろくコンテスト」で見事に入賞を果たす。「もっともっと美味しさを突き詰めたい」と笑顔で今後の目標を話してくれた。

店舗詳細

店舗名称 農家民宿おくやま
住所 新潟県岩船郡関川村深沢663