お福酒造
新潟県長岡市 店舗カテゴリ:酒蔵・酒造淡麗辛口という時代の流れには敢えて乗らずに、旨味の乗った芳醇な味を貫くことにこだわるお福酒造。飲むほどに幸福に、そして存在感のある酒の味わいを届ける。
醸造界の大発明「速醸酛」を実用化した酒蔵
1897年に長岡市で創業した歴史ある酒蔵お福酒造。創業者である岸吾郎は、それまでは杜氏の勘のみを頼りにしてきた酒造りの過程で重要となる酵母菌の扱いを科学的に分析。「酒母に乳酸菌を加える」ことにより、野生酵母を排除し、酒の発酵に必要な適性酵母のみの純粋培養に成功すると、当時恐れられていた腐敗などを事前に防ぐ方法を考案した。この技術は「速醸酛(そくじょうもと)」と名付けれられ、今では多くの蔵元で使用されている。
令和元年、酒類鑑評会で優秀賞受賞
創業以来、米の特徴を生かす酒造りをモットーにしてきたお福酒造。一口飲めば米農家の「米作りへのこだわり」が伝わる酒を造りたいと、杜氏を始め蔵人は酒造りと向き合ってきた。使用米の特徴を生かし、米をたっぷり使う製法は、手間暇がかかりコストが上がることもあるが、一貫して「豊潤・うま口」の酒造りをする、そのポリシーは揺るがない。お福酒造は、令和元年、第90回関東信越国税局酒類鑑評会において「吟醸の部」「純米の部」で優秀賞を受賞。伝統を重んじながらも技術の向上に真摯に取り組み、原料米由来のうまみを感じられる酒だと高評価を受けた。
生産者紹介
杜氏中野義一
新潟県小千谷市出身。地元の高校を卒業後、酒造りの道に入る。石川県、愛知県の酒蔵で修行後県内に戻り、昭和55年お福酒造に入蔵。3年後には国家試験である酒造技能士1級に主席で合格した。平成19年に杜氏となると、原料となる米の良さを最大限に引き立て「うまみを生かした酒を作る」ことをモットーに酒造りと向き合ってきた。芳醇・旨口、のどごしの良さを追求する。
店舗詳細
店舗名称 | お福酒造 |
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住所 | 新潟県長岡市横枕町606 |