桑原農産
新潟県南魚沼市 店舗カテゴリ:農家・農業法人桑原農産は、豊かな自然が美味しい米を育む南魚沼市にある農家。最適な環境にて米を作るだけでなく、さらに食味を向上させるべく、栽培の研究・実践に取り組む。
全国屈指の美味しい米を生産する桑原農産
桑原農産は、日本屈指の人気を誇る米産地「南魚沼市」にて代々続く農家だ。32haもの広大な田んぼを、わずか3人で管理している。少人数ではあるが、作付や収穫には周囲の協力も得ながら、稲の成長にとって絶好の環境を隅々まで整えている。生産米は、口にした誰もが魅了される美味しさ。2010年に直接販売を開始した当初から大好評で、購入者の多くがリピーターになっている。また、代表の桑原さんは、自家栽培米の美味しさを計るべく、世界最大級の米品評会「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」へ参加。2018年に開催された第20回大会では、初出品にも関わらず、格付の最も高い「総合部門」において「特別優秀賞」を見事獲得した。これは全5,717検体の内、上位45検体しか勝ち取れない栄誉ある賞だ。高い評価を受けられたことや、向上心ある受賞者同士で交流できたことは、桑原さんのパワーにもなっており、「この表彰をきっかけに、美味しい米作りをさらに追求したい」と語る。
米栽培に最適。良食味を生み出す自然環境
桑原農産のある南魚沼市は、米の名産地として全国的な知名度を誇る地域だ。同市の自然環境が米栽培に最適な理由は、稲を冷やし休ませる様々な要因にある。まずは、標高の高さ。海抜200m~300mと高い位置にあり、低地と比べ平均気温が2℃前後低い。次に、豊富な雪解け水。豪雪地帯の南魚沼市では、春から夏にかけて雪が溶け出し、真夏でも田んぼの水が冷たい。最後に、急激な気温低下。保温力の高い海・水辺から遠い山間地は、夜になると一気に冷え込む内陸性気候という特性がある。これらの条件によって猛暑を避けられた稲は、自らで体温を下げる必要がなく、体力を消耗せずに済む。その分、米は栄養をたっぷりと溜め込み、特上の美味しさになるのだ。
栽培技術を磨き続ける実力派農家
桑原農産の米が高品質な理由は、地域の自然環境だけでなく、独自の栽培方法にある。食味を特に向上させる工夫が、「有機肥料の散布量を最小限に抑える」と「田植え時期を慣行よりも1ヶ月遅らせる」の2つ。前者は、稲が栄養を過剰に取り込み、必要以上の成長をしないようにするために行う。こうすることで、稲1本あたりの穂数が減少。米一粒一粒に栄養が行き渡り、濃厚な味わいの米を作れる。また、米に蓄積されるタンパク質が少なくなり、もちもちとした食感になる効果もある。後者は、稲が米を実らせる登熟期を、寒暖差の激しい9月に迎えさせるために行う。稲は、光合成をして生み出した甘みの源「でんぷん質」をエネルギーとして呼吸や成長をしている。夜の低気温で冷やされた稲は、呼吸回数を減らし、「でんぷん質」の消費を抑制。登熟期には米へでんぷん質を蓄え、甘みを強くする。これらの方法は、代表の桑原さんが学び、栽培に取り入れ、効果を実感してきた。常に新しい取り組みを実践する桑原農産の米は、年々美味しさを向上させている。
生産者紹介
代表桑原真吾
南魚沼市出身。米品評会で受賞した経験のある実力派農家だ。高校卒業と同時に家業の米農家を継ぎ、父から栽培について学ぶ。独り立ちしてからも栽培研究を欠かさず、美味しい米を作ることに専念。味に自信のある自家栽培米を食べて欲しいという想いから、2010年に直接販売を開始した。味の追求を重ねた米は、販売当初から大人気で、購入者の多くがリピーターになっている。2018年、自身が手掛けた米の食味を計るべく、世界最大級の米品評会「米・食味分析鑑定コンクール」の第20回大会へ参加。全5,717検体の内、上位45検体に選ばれる名誉を獲得し、上質な米の生産者として、知名度を一気に向上させた。
店舗詳細
店舗名称 | 桑原農産 |
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住所 | 新潟県南魚沼市畔地新田407-2 |