株式会社うおぬま小岩農園
新潟県魚沼市 店舗カテゴリ:農家・農業法人コシヒカリのブランド産地「魚沼」で米作り150年以上の歴史を持つ「株式会社うおぬま小岩農園」。自家製有機肥料や炭を使った独自農法で美味しさと安心・安全にこだわった減農薬栽培の棚田米を全国に届ける。
魚沼市大倉地区の農家「株式会社うおぬま小岩農園」
魚沼市大倉地区で江戸時代後期から150年以上に渡り米作りを行う「株式会社うおぬま小岩農園」。魚沼市大倉地区は、標高300mにある山合いの地域で冬季には積雪が4mにも及ぶ日本有数の豪雪地帯である。鳥屋ヶ峰から注がれる雪解け水、ミネラルたっぷりの粘土質の土壌、そして魚沼特有の昼夜の寒暖差など、美味しいお米を作り出す為の条件が揃っている。
代表の小岩さんは、自らが考えた独自農法で稲を強く健康に育てることを重視し、安心・安全のお米作りを心掛けている。その方法の一つが竹と炭を使った土壌作りである。竹の粉から作った自家製有機肥料で土中の抗菌を行い農薬の使用量を必要最小限に抑えた栽培を可能にしている。またお米の炭を稲刈り後の田んぼに撒くという珍しい方法で土質改善を行い、稲が育ちやすい環境を整える。この方法で15年間未だに病気になった田んぼはないという。また残留農薬や放射能などの検査を定期的に行い、お客様により安全なお米を届けるための努力を継続している。
農業で地域を盛り上げていきたい
近年、農業の後継者問題が全国各地で取り沙汰されている。魚沼市大倉地区も例外ではなく、農業人口の高齢化がすすみ、放棄される農地が多くなっている。「150年以上続いている農業を自分の代で終わらせたくない。農業を通して地域に貢献していきたい。」と小岩さんは話す。若者の雇用を積極的に行い、自社農業の拡大と共に、自分が培ってきた技術や知識を若い世代に伝えていくという取り組みを行っている。また、農薬を出来る限り使わないことで、次世代にまでに良質な環境を保った土を残そうと努力しているのだ。小岩さんは「今後も地域振興に繋がる様に事業展開していく」と力強く語った。
生産者紹介
代表小岩 孝徳
高校卒業後、全国に県立では1施設しかない宝石専門学校へ入学し、幼い頃からの夢であった宝石関係の仕事に就く。しかし、体調を崩したことがきっかけで"食"の大切さを知り、有機栽培・無農薬栽培の農業に関心を持つようになる。その後、実家に戻り就農することを決意。食を蔑ろにし、体調を崩した経験から、安全で美味しいお米を多くの人に届けることを目標とする。米作りはその土地土地に合った栽培を行うことが大切だと考えている小岩さん。竹の粉を使った自家製有機肥料やお米の炭を田んぼに撒くといった栽培方法を取り入れている。この独自の農法は県内外から広く注目されており、小岩さんの農業生活を描いた本が出版されているほど。これからも安全で美味しいお米を多くの人に届けていくだろう。
店舗詳細
店舗名称 | 株式会社うおぬま小岩農園 |
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住所 | 新潟県魚沼市大倉790 |