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下町情緒溢れる"下本町商店街"で3代続く老舗「真保餅屋」。こだわりの原材料と昔ながらの製法で伝統の味を守り続ける。

真保餅屋 地域から愛される老舗餅屋

下本町商店街の老舗餅屋

新潟市中央区にある「下本町商店街(フレッシュ本町)」。明治初期に始まったとされるこの商店街では、鮮魚店や青果店、呉服店などの多くの店舗が軒を連ねる。昭和の情緒が溢れる一角にある「真保餅屋」は、3代に渡って餅作りを営む老舗だ。初代が農家出身であり、家庭で作っていた昔ながらの味を守っていくために自ら製造をスタート。餅や笹団子を始め、冠婚葬祭に欠かせない赤飯やしょうゆおこわなど幅広い商品の加工・販売を行っている。

看板商品「八味かきもち」が大人気!

新潟県で昔から親しまれてきた「かきもち」とは、杵つき餅を薄く切って乾燥させ、焼いて食べる素朴な餅菓子のこと。主に家庭で正月のお餅を作るときに一緒に作られ、ワラで一つ一つを結んだものを軒先に暖簾のように吊るす光景がよく見られた。囲炉裏やストーブでサクサクになるまで焼き、おやつとして食べるのが子ども達の冬の楽しみだったと言う。近年では、家庭で作られることは少なくなったが、「真保餅屋」では、昔から変わらない製法でかきもちを手作りしている。原材料に使用するのは、「もち米の王様」とも呼ばれ、香り・粘り・コシの強さ全てに優れた新潟県産こがねもち100%。素材本来の味が楽しめるように、保存料や着色料は無添加で仕上げている。真保餅屋の「八味かきもち」は、塩、大豆、ごま、海老、海苔、しそ、白砂糖、黒砂糖の8種類の味が楽しめるのが特徴。どの味もほんのりと風味が広がり、素朴でどこか懐かしい味わいだ。電子レンジやオーブントースターで簡単に調理ができ、家庭で昔ながらのお菓子が楽しめると人気を呼んでいる。

  • 真保餅屋
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生産者紹介

3代目:真保隆
3代目真保隆

新潟市中央区出身。高校卒業後は県外の大学へと進学し、建築関係について学ぶ。当時は実家の餅屋を継ぐことは考えてなかったという真保さん。しかし、様々な職種のアルバイトを経験するなかで、食品製造の楽しさに気づいたという。そして、新潟へのUターンを期に家業を継ぎ、2代目である父から知識や技術を学んだ。餅作りで最も難しいのは、毎年質が異なるもち米の美味しさを最大限に引き出していくこと。こだわりの原材料と昔ながらの製法を守りながらも、毎年試行錯誤しながらお客さんに喜んでもらえるように製造に励んでいる。現在は、奥さんの小百合さんと夫婦二人三脚で店舗を運営。互いにサポートしながら、伝統の味を守り続けている。

店舗詳細

店舗名称 真保餅屋
住所 新潟県新潟市中央区本町通十二番町2754番地