熊森オーガニクス
新潟県阿賀野市 店舗ジャンル:工房・雑貨店新潟県産越後杉や五頭山の湧水を使ったナチュラルコスメを展開するブランド。高品質な商品と、働き手のやりがいや待遇にまで配慮した取り組みが、高く評価されている。
阿賀野市で誕生したナチュラルコスメブランド
「熊森オーガニクス」は、新潟県産越後杉や五頭山の湧水などを原材料とする、ナチュラルコスメブランド。製造は、阿賀野市の障がい者就労支援事業所「あおぞらソラシード」が手掛けている。ナチュラルコスメの製造・販売を始めたきっかけは、東日本大震災の後に、下請けの仕事が減ったことだった。「下請けではない自立した事業を探そうと、とあるナチュラルコスメメーカーを尋ねました。そこで、下請けの仕事で使っていた越後杉を、蒸留してリネンウォーターにするというアイデアをもらったんです」と、代表の本多佳美さんは教えてくれた。試作をする中で、香りや抗菌力などにも杉の可能性を見出し、ナチュラルコスメ事業を始める決意を固めたという。こうして誕生したのが、熊森オーガニクスだ。「熊のように元気なメンバーで製造していることと、工場が緑豊かな森の中にあることから、名付けました」と、本多さん。「お客様の生活に安全・安心な香りで彩(いろどり)を」をコンセプトに、多くの人が安心して使えるコスメを展開している。
3つの指針をもとにした商品開発
熊森オーガニクスの商品開発において、大切にしていることは3つある。まず、「新潟の恵みを活かす」こと。越後杉や五頭山の湧水といった、新潟の豊かな資源を活かし、品質にこだわった商品作りを行っている。次に、「働く喜びと誠実な手しごと」。一つ一つ丁寧に商品を仕上げていく「手しごと」が、利用者の向上心とやりがいにつながっているという。最後は、「暮らしに貢献する価値」。本多さんは「お客様の暮らしが豊かになる価値ある商品をお届けすることで、その評価と売上を『あおぞらソラシード』の利用者さんの適正な工賃として還元しています」と、語る。そんな3つの指針をもとに、保湿バームやボディミスト、口腔ケア商品など、独自性の高い商品を展開。自社ECサイトのほか、全国のセレクトショップなどで販売し、ナチュラル・エシカル志向の人を中心に人気を集めている。さらに、2014年の「Good Job!プロジェクト」で入賞、2015年の「ソーシャルプロダクツ・アワード」で「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞するなど、商品自体はもちろん、その取り組みも含めて高く評価されている。
生産者紹介
代表本多佳美
富山県南砺市出身。新潟大学教育学部に進学し、児童福祉や家族問題、不登校について学ぶ。「教育実習で訪れた養護学校で、自閉症の少女と出会ったことが、現在の活動につながっています」と、本多さんは語る。2003年には、共同作業所「福祉作業所あおぞら」を開所。その後、NPO法人格を取得し、「NPO法人あおぞら」の理事長を務める。「楽しく働き、楽しく暮らそう」をテーマに、「熊森オーガニクス」をはじめとする、さまざまな事業に取り組んでいる。「2025年にはグループホームを開所しました。これまでは働く場所を作ってきましたが、こちらは暮らす場所です。働いて、遊んで、学べる場に加え、生活の場も作ることで、多くの方と関わり合いながら生きていけたらいいなと思っています」と、笑顔を見せた。
店舗詳細
| 店舗名称 | 熊森オーガニクス |
|---|---|
| 住所 | 新潟県阿賀野市畑江75 |















































