クラッド羽釜

燕は金属加工が盛んなものづくりの街。特にカトラリーや調理器具など、キッチンアイテムのデザイン性と機能性が絶賛されています。ご紹介する羽釜の最大の魅力は、一般的な炊飯器に比べて、早く、美味しく炊けること。底の丸みにより生まれる熱対流で、お米が一粒一粒ふっくら仕上げ！平たい羽根が熱を逃さないため、素早く炊き上げることができます。家庭で使える大サイズ（2合用）と、ソロキャンプにおすすめな小サイズ（1合用）をご用意しました。

Art techの羽釜は、異なる素材を組み合わせた二層構造になっているのも特徴の一つです。内側はアルミニウムのため、熱伝導率が抜群。強い火力を発揮します。外側はステンレス。錆びにくくて頑丈なので、長く愛用できます。さらに、表面にフッ素コーティングを施しました。お米がくっつきにくい上に、お手入れが簡単！ちなみに、大サイズの2合用はIHヒーターで使用することも可能です。

黒羽釜は、燕の伝統技術「ヘラ絞り」を施しています。回転する一枚の金属板に「ヘラ」と呼ばれる工具を押し当て、薄く伸ばしていく技術のこと。プレス機器とは違い、ヘラに伝わる感触で素材の変形状態を確認する技が求められます。生産者の関川さんは、「金物加工が盛んな燕や三条でも、得意としている工場は意外に少ないんです」と、教えてくれました。二層構造の金属を均一に変形させる作業は、熟練の職人だからこそなせる技です。