ISSETSU
新潟県阿賀野市 店舗ジャンル:工房・雑貨店阿賀野市の総合建設会社・横山工業が運営するインテリア・雑貨ブランド。地域に伝わる「竹籠作り」の技術を継承し、現代のライフスタイルに合う新たな商品を提案する。
阿賀野市の伝統文化を継承するブランド
横山工業は、阿賀野市で総合建設業を営む会社。地元を中心に、官公庁や民間企業の造成、道路や河川の工事などを請け負っている。地域の暮らしを支えてきた同社が、新たなブランドを立ち上げた。竹籠を使ったインテリア・雑貨ブランド「ISSETSU(イッセツ)」だ。良質な竹に恵まれる阿賀野市の今板地区では、古くから「竹籠作り」が盛んに行われてきた。ISSETSUは、そんな竹籠が持つ実用性の中にある美しさ「用の美」に着目。バッグや照明など、現代のライフスタイルに調和する商品として生まれ変わらせている。ブランドを立ち上げた背景にあるのは、地元の竹細工作家からの技術継承。貴重な技術を繋いでいくため、新たな商品の開発に着手した。「職人や材料の不足により、一度は断念しかけたんです。それでも、『地域の伝統を残していきたい』という想いに後押しされ、数年の歳月をかけて、ようやく形にすることができました」と、担当の大野圭さんは語る。
竹籠と帆布が出会ったトートバッグ「ふたえ籠」
ISSETSUの代表商品の一つが「ふたえ籠」。竹籠と帆布のバッグを組み合わせた商品だ。丈夫な竹籠でバッグを包み込むような構造になっており、本やPCなどの重いものを入れても形が崩れにくく、自立することができる。また、阿賀野市の竹籠の特徴である、手作業で丁寧に編み込まれた六角形の編み目もポイント。大野さんは「細かな『六つ目編み』が映えるシンプルでモダンなデザインは、日常的なお買い物やピクニックなど、さまざまなシーンにぴったりです。洋装にも和装にもマッチしますよ」と、教えてくれた。しなやかで強度のある竹と帆布は、使うほどに風合いが増していくのも魅力。長く使い続けたくなるバッグに仕上がっている。「百貨店の展示販売会では、『竹籠と帆布の新しい形』としてたくさんの反響をいただいています。これから、より多くの人に手に取ってもらえたら嬉しいです」と、大野さんは笑顔を見せた。
生産者紹介
担当大野 圭
インテリア・雑貨ブランド「ISSETSU」の運営に携わる。その母体となる会社「横山工業」では、「会社の節となり、社員同士をつなぐ存在でありたい」という想いから、総務を担当。「ISSETSUの商品が暮らしに温もりを届けるように、私も総務として、職場に安心を届けることを目指しています」と、大野さん。「これからも地域に根ざしたものづくりを大切に、長年培った技術を活かして、新しい挑戦を続けていきたいと思います」と、力強く語った。
店舗詳細
| 店舗名称 | ISSETSU |
|---|---|
| 住所 | 新潟県阿賀野市横山210番地1 |













































