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金属加工メーカー「星光産業」が手掛ける、純銅製品のブランド。不純物の少ない国産原料を使用し、燕市の技術を継承する職人による「手絞り」で、高品質な製品に仕上げる。

かざりや ブランド名は、金属装飾品の職人だったことに由来

国産原料と職人技から生み出される純銅製品

「かざりや」は、珈琲ドリッパーや酒器といった純銅製品のブランド。国産原料にこだわった製品を展開している。「国産の銅は不純物が少ないのが特徴です。信頼のおける問屋から直接仕入れています」と、代表取締役の星野峰子さんは語る。純銅は、さまざまな優れた特性を持つ。まず、熱伝導性の高さ。金属の中でもトップクラスの熱伝導性を誇り、保温・保冷ともに利用することができる。また、柔軟に変形する性質を持つため加工がしやすく、自由度の高い成形が可能。叩けば耐久性も高まる。そんな純銅の特性を最大限活かした製品を生み出すのが、金属加工の街・燕市の技術を受け継ぐ職人だ。昔ながらの機械と、各職人が使いやすいサイズ・形に作られた専用道具で仕上げる「手絞り」によって、板状の素材に命を吹き込む。「まっすぐ綺麗に成形できるのが、うちの職人の技術です。手絞りができる職人は社内に数人しかおらず、国内でも数少ない人財です」と、星野さんは胸を張る。こだわりの材料と職人技が、同ブランドの品質を支えている。

大切にするのは「一生使えるものづくり」

かざりやを手掛けるのは、長岡市寺泊の金属加工メーカー「星光産業」だ。始まりは、前身にあたる「星野器物」。燕市で技術を培った先代の兄が、先代と手を組んで1965(昭和50)年に創業した。ホテルのテーブルウェアやコーヒーポットなどの製造からスタートし、時代の流れの中で銅製品に着手。「銅の殺菌力に着目しました。昔は病院でも銅がよく使われていたんですよ」と、星野さんは教えてくれた。その後、先代に会社が譲り渡され、1998(平成10)年に星光産業として新たに設立。「当初は機械の組立作業などの内職がメインで、一度は銅製品の加工を辞めてしまっていたんです。しかし、大手企業から『また作ってほしい』と要望をいただいて、再開することになりました」と、星野さん。現在では、銅を中心とした金属製品の加工から販売、修理まで行う。大切にしているのは、「一生使えるものづくり」。「純銅は、きちんと手入れすれば、長く使うことができます。修理しながら、代々使い続けていただけたら嬉しいですね」と、力強く語った。

  • かざりや
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生産者紹介

代表取締役:星野峰子
代表取締役星野峰子

長岡市寺泊出身。関東で保険会社や旅行会社の営業を経験。その後、スポーツインストラクターなどを経て、家業の「星光産業」に入社した。「最初は事務と現場の両方に携わっていたので、すごく大変でした。けれど、その経験のおかげで成長することができて、今があると思っています」と、星野さんは語る。代表就任後に取り組んでいるのが、従業員がより働きやすい環境に整えることだ。「ほかの会社にいた時に不便だと感じていたことを、少しずつ変えています。例えば、製造業だけど土日休みを実現しました。従業員あっての会社なので、社員と一緒に会社を作っていければと思っています」と、やさしく微笑む。

店舗詳細

店舗名称 かざりや
住所 新潟県長岡市寺泊磯町9764-13