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津南町でなめこを生産する農事組合法人。散水量や温度管理を徹底し、手間をかけて育てているなめこは、高品質で歯ごたえが良く、日持ちがすると人気を集めている。

農事組合法人 雪国きのこ組合 自然に囲まれた津南町の工場

「きのこ王国」新潟でなめこ一筋30年

新潟県は、きのこの生産量全国2位を誇る「きのこ王国」。魚沼地域を中心に、舞茸やぶなしめじ、エリンギなどさまざまな種類が栽培されている。津南町の雪国きのこ組合は、「深雪(みゆき)きのこ」シリーズと称して、なめこをメインに栽培している農事組合法人。同組合がある津南町は、長野県に隣接する中山間地域。きのこ栽培に取り組む企業や農家が多く、特になめこの栽培が盛んなエリアだ。雪国きのこ組合は、1990年代になめこ生産を始め、現代表理事の藤田一行さんが2代目として生産を手掛けている。年間生産量は約60トン。散水や温度管理を徹底し、手間をかけて、歯ごたえの良いなめこを育てている。また水分もたっぷり蓄えているため、地元津南や十日町市をはじめ県内外の取引先から、「みずみずしい」「日持ちが良い」と評判だ。

品質の良いなめこを追い求める

雪国きのこ組合が栽培している高品質ななめこ。歯ごたえが良く、日持ちの良さに定評がある。代表理事の藤田さんは、「美味しいきのこを育てる秘訣は、温度と水の管理ですね」と、語る。なめこは非常に温度に敏感なため、生育日数によって培養する部屋を分けて管理。それぞれの部屋を一定の温度に保って成長させる。そして藤田さんが最も大切だと語るのが「水の管理」。なめこの生育具合を目で確認し、気候や湿度に合わせて、散水量を微調整している。また栽培については、国が定めたGAP(農業生産工程管理)のガイドラインに沿った基準をクリア。安心・安全で地球環境に優しいきのことして、魚沼地域のブランド「魚沼きのこ」の認証を受けている。「2代目を継いでから25年以上作り続けていますが、『これで完璧』とは思ったことがありません。日々最良の方法考えています」と藤田さんは語る。品質向上を追求して、美味しいなめこ作りに取り組んでいく。

  • 農事組合法人 雪国きのこ組合
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生産者紹介

代表理事:藤田一行さん
代表理事藤田一行さん

津南町出身。専門学校を卒業し、新潟市や津南町で働いた後に、雪国きのこ組合に入社した。以来25年以上、日々なめこと向き合っている。なめこ栽培は「毎回違っていて、思い通りに成長しないところが面白いですね」と語る。品質の良いなめこを育てるために、温度管理や散水の頻度などを試行錯誤。ゆくゆくは、「なめこといったら『雪国きのこのなめこだよね』って言ってもらえる存在を目指したい」と力を込める。

店舗詳細

店舗名称 農事組合法人 雪国きのこ組合
住所 新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡丁2070番地1