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自然豊かな旧北魚沼郡川口町で、米作りを行う農業法人。「お米を身近に感じてもらいたい」という思いから、パックごはんや切り餅など、加工品の販売にも注力している。

越後農産 長岡市の中でも「魚沼産」と認められる地域

加工品の販売にも力を入れる農業法人

越後農産は、長岡市川口地区(旧北魚沼郡川口町)で米作りを行う農業法人。特別栽培米コシヒカリやこがねもちを生産している。2代目・関泰明さんの父によって1976年に設立され、当初は米作りのほか農家レストランも運営していたという。その後、2代目・関さんに代替わりした頃から、自分たちで生産しているお米を使用した加工品の販売に力を入れる。「現在は、電子レンジで温めるだけで食べられる『パックごはん』や、長期保存できる『切り餅』などを販売しています。加工品の販売を通して、お米を身近に感じていただきたいですね」と、関さんは思いを語る。また、現代のライフスタイルに合わせて、お米を研ぐ時間を短縮できる「無洗米」用の精米機を導入。お米離れが進む現代で、気軽にお米を食べてもらえるような取り組みを行っている。

自然豊かな旧川口町での米作り

越後農産が米作りを行っているのは、長岡市川口地区。2010年に長岡市と合併する前は、北魚沼郡川口町と呼ばれる地域だった。そのため、越後農産で生産しているコシヒカリやこがねもちは、「魚沼産」として認められている。そんな旧川口町は、信濃川と魚野川の合流点に位置する。養分の多い土が溜まりやすく、粘土質ながらも砂混じりの、バランスの良い土壌が広がっている。昼夜の寒暖差も大きく、美味しいお米が育つ条件が揃っている地域だ。さらに越後農産では、米作りに欠かせない「水」には特にこだわっている。「私たちは、田んぼの上流にある水源から、直接用水を引いています。そのため、生活用水が入らないクリアできれいな水が手に入るんですよね。地域で定期的に水源周辺の草刈りもしています」と関さんは語る。こうして手間ひまかけて育てたコシヒカリは、毎年新米が出るたびに購入するというリピーターも多く、食味の良さに定評がある。

  • 越後農産
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生産者紹介

代表:関 泰明
代表関 泰明

旧北魚沼郡川口町出身。高校卒業後は、就職して働きながら兼業農家をしていた関さん。2007年、中越大震災をきっかけに専業農家へ転身。「中越大震災で、農地がダメになったり作業場が壊れたり、大きな被害がありました。そのタイミングで、地域のみんなで助け合いながら、地元の農地を守りたいという思いが強くなったんですよね」と、関さんは当時を振り返る。現在では父が設立した「越後農産」の2代目として、米作りのほか加工品の販売にも注力。「最近は、お米を食べる人が減ってきています。若い人たちにも、気軽にお米を食べてもらえるような商品を届けたい」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 越後農産
住所 新潟県長岡市西川口2433-2