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村上市旧荒川町で、和洋菓子やパンなど幅広い商品を販売する「御菓子の小島屋」。鮭の形をしたパイ菓子「鮭ものがたり」は、鮭味噌を練り込んだ名物商品だ。

御菓子の小島屋 地元民から愛されるお菓子屋さん

幅広い商品を扱う「街のお菓子屋」

村上市旧荒川町のショッピングセンター「アコス」の一角に売場を構える「御菓子の小島屋」。古くから地元に根付いてきた「街のお菓子屋さん」という雰囲気の佇まいが印象的だ。現在では、4代目社長・小島芳雄さんと娘の麻理子さん・亜矢子さん姉妹を中心に、店を切り盛りしている。小島屋の創業は1921年頃、芳雄さんの曽祖母が饅頭を作って販売したことがきっかけだったそう。「わたしが幼い頃に、祖母が饅頭を販売していたのを覚えています。戦時中でも限られた食材で作っていたんですよ」と芳雄さんは語る。その後、芳雄さんの父である3代目が、和菓子の提供を開始。さらに、芳雄さんに代替わりすると、洋菓子やパンの提供もするようになったという。2001年、アコス内にて和菓子・洋菓子・パンという幅広い商品を提供するスタイルになり、現在も多くの地元民から親しまれている。

旧荒川町にちなんだ名物菓子を手掛ける

4代目・芳雄さんは、「東風(だしのかぜ)」や「荒川音頭」など、旧荒川町にちなんだ菓子を多く手掛けてきた。中でも、5代目・亜矢子さんと共同開発した「鮭ものがたり」は、当店の看板商品とも言える自信作。旧荒川町を流れる清流・荒川で古くから鮭漁が盛んだったことから、「鮭」モチーフの菓子を作ろうと企画したものだ。鮭の形をしたパイ菓子で、生地には塩引き鮭と味噌を混ぜ合わせた「鮭味噌」が練り込まれている。「鮭の生臭さを感じさせないように、鮭味噌の配分を調整したり牛乳を入れたり、何度も試作を繰り返しました」と、亜矢子さんは開発秘話を語ってくれた。「塩引き鮭の塩気と味噌の香ばしさが、意外にもパイ生地に合うんですよ」と、芳雄さんも口を揃える。今では、荒川名物として帰省した際の手土産としても喜ばれている。

  • 御菓子の小島屋
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生産者紹介

5代目:小島亜矢子
5代目小島亜矢子

村上市旧荒川町出身。製菓専門学校を卒業後、洋菓子店で修業を積む。その後、地元に戻り家業を継ぐことを決意。今では、店の洋菓子部門を一身に担っている。商品開発にも意欲的で、鮭をモチーフにしたパイ菓子「鮭ものがたり」や地元産コシヒカリの米粉を使った「おひさまマドレーヌ」など、地産地消をテーマとした菓子を多く手掛けてきた。「今後は、もともとある商品をリニューアルして、荒川町土産となるようなお菓子を作っていきたいです」と抱負を語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 御菓子の小島屋
住所 新潟県村上市藤沢91-5 荒川ショッピングセンター アコス内