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1981年に4軒の製餡所が集まって設立した中越食品。長岡市を中心とする中越エリアにて、定番として親しまれているあんこを製造する。菓子店の要望に合わせた調整も可能。

中越食品工業 長岡市新産にある製餡所。辺りには小豆の上品な香りが漂う

新潟県の中越地方を代表する製餡所

長岡市を中心とする中越地区にある4件の老舗製餡所が集まり、1981年に設立した中越食品。和菓子店ごとの要望に合わせた甘味・粘度の微細な調整を得意とし、中越地方を代表する製餡所となっている。対応可能な味わいは、ごま・味噌・枝豆・りんご・いちご・柚子などと、とてもバリエーション豊富。委託製造として、水ようかんや練りようかんなども生産する。菓子店に卸す「生あん」のみならず、消費者向けの「練りあん」も製造。商品は、新潟県で大量に食べられるお餅に合わせ、ひかえめの甘さと柔らかめの粘度に調整しており、地域住民定番のあんことして親しまれている。

高品質な小豆を使った職人のあんこ製造

中越食品があんこの原材料に使用する小豆は、上質な北海道産のみ。豊かな風味を持ち、雑味を感じない高い品質が特徴だ。舌触りもなめらかで、あんこにしたときの品質も安定しやすい。また、あんこ製造は、伝統的な職人の技によって支えられている。なんと、練り上がったあんこがヘラから落ちる速度を、目視で確認することで粘度を計っているのだ。季節ごとの気温によって粘度は変化するため、一定の糖度に合わせるにも長い経験が必要となる。現在は、後進育成にも力を注いでおり、伝統のあんこ作りを守り続けている。

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生産者紹介

専務取締役:番場昭聡
専務取締役番場昭聡

長岡市の製餡所に生まれる。実家を継ぐつもりがなく、地域の短大にて電気電子工学を学んだ後、小千谷市の精密機器メーカーで働く。しかし、父の誘いを受け、合併後の中越食品に入社した。あんこ製造は職人の世界で、当初は配達でお客さんの好みを覚えるといった、修業期間が3年間も続いたという。現在は、製造とその管理を担当するまでになった。あんこ製造業は若い頃に志望した工業とはまったく異なる業界だが、同じモノ作りとして考え方は近いと感じるという。「今後もお客様の要望に応えられる技術を磨いていきたい」と語る。

店舗詳細

店舗名称 中越食品工業
住所 新潟県長岡市新産2-13-5
定休日 日曜・祝日