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塩沢地域の中でも特に美味しい米の産地として知られる西山地区の農家。育てるコシヒカリは、香り・粘り・旨味が抜群。南魚沼市のコンテストで、優秀賞を連続受賞している。

でんべえ 自然豊かな中山間地で栽培

希少価値の高い、西山地区産コシヒカリ

日本一の米といえば、新潟が誇る魚沼産コシヒカリ。炊き上がりのツヤが美しく、香り・粘り・旨味が抜群だ。しかし、一口に魚沼産と言っても、各地域によって味わいの特徴はさまざま。中でも「一番美味しい」と評されるのが、塩沢地域で作られるコシヒカリ。その秘密は、山々からもたらされる雪解け水と昼夜の寒暖差に恵まれた環境とされている。「でんべえ」は、その地域の中でも、さらに飛び抜けて美味しい米の産地として知られる西山地区にある農家だ。同地区は断層地帯のため、断線からミネラル豊富な水が湧き出ているという。でんべえが作る米は、みずみずしく、噛むほどに増す甘みが格別。南魚沼市の「食味コンテスト」で、優秀賞を連続受賞するという快挙を成し遂げている。

良質な米を作る秘訣は、密集しない苗作り

でんべえの米の美味しさの秘密は、稲作に適した環境だけではない。たとえば、「苗作り」。代表の片山秀斗さんは、「美味しいお米を作るためには、スタートダッシュが大事なんです」と、力を込めた。そもそも育苗は、すでに芽が出ているものを仕入れる方法と、一から作る方法がある。独自の米作りを追求するでんべえの場合は後者だ。種をなるべく薄くまいて、苗の間隔を空けることにこだわっている。片山さん曰く、育苗箱一枚あたりにまく種の量は130〜150gが一般的だとか。一方、でんべえでは、100gほどに抑えている。それにより、一本一本がのびのびと育ち、通常よりも太い稲に仕上がるそうだ。

苗の生育に合わせて、水量を調節

代表の片山さんは、田んぼを眺めながら「いくら水が綺麗でも、水量を管理しないと意味がありません」と、語っていた。毎日、朝晩2回田んぼに足を運び、水量を見極めているという。どうやら、水の量によって、水温も変わってしまうそうだ。「生育に合わせて適温にしてあげることで、苗が喜ぶんですよね」と、片山さん。また、減農薬に取り組んで特別栽培米も手がけるでんべえは、除草も一苦労。モーター式の草刈り機とともに、人力のものも併用している。片山さん曰く、手動の方が小さな雑草もしっかり刈ることができるそうだ。さらに、水が濁ることで日光が遮られ、雑草が育ちにくくなるという。地道な水管理と除草が、稲を立派に育て、大粒の米を実らせる。

  • でんべえ
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生産者紹介

代表:片山秀斗
代表片山秀斗

南魚沼市にて米農家の長男として生まれる。就農したのは、27歳の時。「学生時代からスキーに打ち込んでいました。引退後も、スキーみたいに何かに熱中できるものを探したら、そうだ、実家の米作りを継げば良いじゃないか!と思い立ったんですよ」と、笑う。就農してしばらくは、父親の背中を見て稲作を学んだという片山さん。近年では、「南魚沼産コシヒカリ食味コンテスト」で3年連続受賞するという快挙を成し遂げた。「コンテストの参加は、受賞を目指すのはもちろんなんですが、良い結果を出すために一年間試行錯誤しながら知識が深まるのが良いですね。仲間との情報交換の場にもなりますし、良い刺激になります」と、語る。

店舗詳細

店舗名称 でんべえ
住所 新潟県南魚沼市上一日市285-1